沖縄県が2004年度、職員が起案した文書の電子決裁機能がある文書管理システムを導入したものの、期待した業務の効率化に「結び付かなかった」と7日の県議会代表質問で宮城力総務部長が明かした。県は15年度には同システムによる電子決裁機能を停止し「全て紙」の決裁に戻している。 【写真】「明日の飲み会でバニーガールになってよ」 社会人1年目、転職を決意させた上司の一言 県総務私学課によると、システムは動作が遅く、上司が決裁画面に切り替わるのを待ちきれず「はんこ押すから紙持ってきて」と促す事態が続発したという。同課は「導入が早過ぎたかも」とため息。 現在も起案などはシステム上で行っているが、決裁だけは印刷して処理している。県はシステムを更新する25年度に向け再び、電子決裁できる文書管理システムの導入を検討している。政府が旗を振り自治体DXを強く進める昨今。「電子決裁率が高まるように」との答弁に「今度こ