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経済と経済学に関するChieOsanaiのブックマーク (9)

  • トレーニング・デイ - himaginary’s diary

    最近持ち上がった齊藤誠氏と飯田泰之氏の論争(というほどのものでも無いかも知れないが)を興味深く拝見したが、非自発的失業に関する齊藤氏の発言 実は、経済学研究の先端で厳格なトレーニングを受けた研究者は、「非自発的失業」や「自発的失業」という言葉をほとんど使わない。 を読んで、吉川洋氏が以下の著書で報告したルーカスの発言を思い出した。 ケインズ―時代と経済学 (ちくま新書) 作者: 吉川洋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/06/01メディア: 新書購入: 12人 クリック: 297回この商品を含むブログ (23件) を見る 少し長くなるが、その発言を報告した部分の後の吉川氏の現代経済学への評価も含め、以下に引用しておく。 一九七七年私はイェール大学の大学院生だった。イェール大学はアメリカ・ケインジアンの総帥ともいえるトービンの影響下に、当時米国でケインズ経済学が生き残っているほと

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2020/07/04
    とりあえず買うか
  • ノア・スミスのお粗末な反MMT記事と、チャーネバの反論

    望月慎(望月夜) @motidukinoyoru ノア・スミス「現代金融理論 (MMT) を詳しく検討してみると」(2019年3月31日) econ101.jp/%e3%83%8e%e3%8… ノアが随分見当違いな疑問を抱いてそうだ、ということは分かる。 「税駆動論って奴隷労働じゃん」とかいうノアの難癖も、「国家、租税、通貨ってのは元来そういうもんです」で終わる話だし。 2019-11-15 23:24:00 望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 「税駆動論+JGって、国家による強制労働じゃん」っていうノアのいちゃもんも、「じゃあ国家は失業や不当雇用を指をくわえて見てろってわけ?」って話になる。 そりゃ租税貨幣+雇用政策は民間からの労働リソースの”調達”なのは事実だけど、だから何って話。 twitter.com/motidukinoyoru… 2019-11-15 23:33:

    ノア・スミスのお粗末な反MMT記事と、チャーネバの反論
  • ノア・スミス「現代金融理論 (MMT) を詳しく検討してみると」(2019年3月31日; 2021年11月20日更新)

    [Noah Smsith, “Examining an MMT model in detail,” Noahpinion, March 31, 2019; re-posted on November 20, 2021] 〔2021年11月20日に再投稿された記事の加筆部分を訳しました.〕 なじみがない人のために言うと,MMT 〔を主張している人たち〕とは,「政府はもっと借り入れてもっと支出しろ」と言ってまわってる結束の固い集団だ.MMT は「現代貨幣理論」(modern monetary theory) の略で,この名称をぱっと見たら,「ああ,経済の仕組みについての理論があるんだな」とふつうは思う.これまでのところ,経済学者たちが MMT の文献をじっくり調べてみても,ネットミームにとどまらないまとまった理論と言えるものはないという結論になってる――そこにあるのは,特定の政策を支持するあれ

    ノア・スミス「現代金融理論 (MMT) を詳しく検討してみると」(2019年3月31日; 2021年11月20日更新)
  • サイモン・レン=ルイス「マクロ経済学におけるミクロ的基礎づけヘゲモニーを医学になぞらえると」

    [Simon Wren-Lewis, “Medicine and the microfoundations hegemony in macroeconomics,” Mainly Macro, August 25, 2017] 主に経済学者向けの話. このところ,こんな気持ちが強まってきた――私がいう「ミクロ的基礎づけヘゲモニー」を論じたときに,経済学と医学の類推をもっとやっておいた方がよかったんじゃないか.ミクロ的基礎づけのヘゲモニーとは,「あらゆる方程式が首尾一貫してミクロ経済理論から導き出されていているモデルだけがマクロ経済のモデルとして『妥当』だ」という考え方のことだ.ここで私が思い描いているのはどんな類推かというと,一方では〔医学における〕生物学が〔経済学における〕ミクロ的基礎に対応し,他方ではたとえば喫煙と肺がんを結びつける統計分析がミクロ的基礎をもたないモデルに対応する,そう

    サイモン・レン=ルイス「マクロ経済学におけるミクロ的基礎づけヘゲモニーを医学になぞらえると」
  • 分離独立の経済学 - himaginary’s diary

    カタルーニャ州独立運動の住民投票のニュースを受けてと思われるが*1、ブランコ・ミラノビッチとタイラー・コーエンが分離独立に関する論考を書いている。 ミラノビッチは専ら、このテーマで良く引用される論文に対する批判を繰り広げている。 Twenty years ago Alberto Alesina and Enrico Spolaore published a much quoted article entitled “On the number and size of nations”. It was the time of the break-up of Communist-ruled “ethnically-based” federations and, on the other end of the continent, of European integration. The vie

    分離独立の経済学 - himaginary’s diary
  • 保守派知識人の黄金時代はいつだったのか? - himaginary’s diary

    と題したブログエントリでクルーグマンが、以下の4項目について保守派の考え方を腐し、彼らの黄金時代など無かった、と一蹴している(原題は「When Was The Golden Age Of Conservative Intellectuals?」)。 マクロ経済学 フリードマンと初期ルーカスが、積極的な政策(特に財政)を批判したことで有益な貢献をしたことは疑いない。1976年頃のシカゴマクロ経済学のパフォーマンスは実際大したものだった。 しかし、1980年代の出来事でルーカス型のモデルは失敗した。一方、アップデートされたケインジアンモデルは持ちこたえた。だが、保守派のマクロ経済学者は巣穴に深く潜り込み、ケインズ主義だけでなくフリードマン型のマネタリズムにも事実上背を向けた。 深刻な不景気と闘うための積極的な金融拡張策は、元々は保守派の考えだった。しかし今やそれは左派に歓迎される半面、右派が忌

    保守派知識人の黄金時代はいつだったのか? - himaginary’s diary
  • https://www.rieti.go.jp/jp/columns/s16_0005.html コラム:2016年の日本経済を読む 大物経済学者の大ゲンカ:「Mathiness」と経済学 荒田 禎之

    2016年の日経済の行方を考える時、経済学はどのように貢献できるのだろうか。言い換えれば、今の経済学はどの程度"役に立つ"学問となっているのだろうか。2015年、この経済学の現状についてのとある論争、というより"大ゲンカ"が経済学界で話題になった。仕掛けたのは経済成長論の大御所、P. Romerである。 2015年、経済学のトップジャーナルの1つであるAmerican Economic Review (AER) にP. Romerの短いエッセイ(注1)が載った。その中で彼は、現在の経済学(特に成長論)が真の意味で科学ではなくなっており、「Mathiness」がまかり通っているとして嘆いている。Mathinessとは彼の造語で、分析をより正確に表現するために数学を用いるのではなく、言わば"ごまかし"のために数学を用いているという意味である。つまり、そこでは数学的概念と経済学的概念が結び付い

    https://www.rieti.go.jp/jp/columns/s16_0005.html コラム:2016年の日本経済を読む 大物経済学者の大ゲンカ:「Mathiness」と経済学 荒田 禎之
  • これ、先生の真意ですか? - シェイブテイル日記2

    まず先入観なく、発言者も伏せて日日経新聞朝刊の記事を読んでみましょう。 ――物価上昇率を2年で2%にするとした日銀の目標をどうみますか。 「インフレ目標はそんなに重要ではない。インフレを起こすのは国民に対する課税だからできるだけ避けたい。日銀も我々も2〜3年前に石油価格が半分以下になるとは思っていなかった。その責任を日銀がとる必要はないから(エネルギー価格の影響などを含んだ)消費者物価指数を目標とするのは合理的ではない。(デフレの主因である)需給ギャップが狭まっていることは間違いない。2%というのはどちらかといえばインフレの上限とみるべきだ」 「雇用の方を目標にするのが正攻法だ。(安定雇用のための)手段として中間目標の物価目標がある。完全雇用で成長率が良ければ(2%目標に)こだわる必要はないといってもよい。ただ、いまの状態ではインフレにしない限りそういう事態にはできない」 ――成長率を高

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  • ピケティ『21世紀の資本』訳者解説 (pdf, 750kb)

    ピケティ『21世紀の資』 訳者解説 (v.1.1) 2015.1.23-2.1 山形浩生 hiyori13@alum.mit.edu この資料はクリエイティブコモンズ Attribution-ShareAlike 4.0 国際ライセンス下で公開されています. 今日の構成 • 1. 『21世紀の資』とピケティのえらさ • 2. あらすじ: r > g から格差拡大へ • 3. 格差是正の処方箋は? • 4. ピケティの受容・誤解・批判 • 5. 日への示唆とは? • 6. 落ち穂拾い 2 まずはじめに…… • ピケティのと、ピケティの他の論文での記述と、 ピケティがインタビュー等での発言とは、分けて 考えよう! – がいちばんストイック。たぶん意図的に書いていな い話もかなりある。 – 前二つは、それなりにきちんと考えてまとめたものだ けど、インタビューは(特に日のことなんかは

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/02/22
    "格差はなぜ悪いの? → だってそう思うでしょ?" 全リバタリアンがずっこけた
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