19日午前4時50分ごろ、栃木県益子町、農業上野忠さん(60)方の庭で、上野さんが新聞配達員(51)と話している最中に突然倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。 真岡署によると、上野さんのそばの地面に60~70代の男性が下半身をひもで縛られた状態であおむけに倒れていたが、配達員が近くの消防署分署に駆け込んでいる間にいなくなった。 上野さんは後頭部に内出血があったほかは目立った外傷はなかった。このため県警は病死の可能性も視野に、司法解剖で詳しい死因を調べる一方、立ち去った男性との間に何らかのトラブルがあったとみて、行方を捜している。 上野さんはセーターを着て下半身は下着姿。立ち去った男性は身長165センチくらいで、上下とも黒っぽい服装だった。 近くに住む70代の女性は「上野さんは気さくな性格で、仕事に一生懸命な人だった。近所でこんなことが起きたのは初めてで、怖い」と話した。(共同) [201