「ディストピア」とはユートピアの反対語。理想郷じゃない場所のことだ。「日本スゴイ」ならユートピアなんじゃないの?と思いながら読みはじめると、戦時下に行われたプロパガンダによって洗脳された日本人の姿に戦慄させられる。言葉の力は強大だ、プラスに働いてもマイナスでも。 本書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日本スゴイ」本の中から「日本主義」「礼儀」「勤労」など、現代にも通ずる日本礼讃キーワードごとに、膨大な本を吟味していく。こんなことが大真面目に語られていたかと驚くばかりである。 そもそも「日本スゴイ」のネタの原型はどこにあるのか。探っていくと見つかったのは週刊新潮の版元、新潮社が出していた月刊総合雑誌「日の出」であったのだ。 満州事変を契機とする日本の国際連盟脱退を受けた「日の出」1933年10月号には「世界に輝く日本の偉さはこゝだ」という特別付録が付いていた。地球上に全く孤立無援
連載第?回 大英帝国のスーパーおばさんが見た李朝朝鮮の実態。 (『CUT』2006 年 11 月) 山形浩生 要約: 本書は李氏朝鮮のひどい状況を、イギリス帝国主義下のスーパーおばさんが 19 世紀末に実際に見て歩いた希有な一冊。ただの高圧的たかり屋にすぎない貴族/役人階級と、少しでもがんばるとかえってたかり屋に目をつけられるから、一切努力をしない一般市民の姿は、朝鮮の衰退が朝鮮自身のせいであることをはっきり描き出す。高い文化を持っていた朝鮮を日帝が収奪して衰退させたというのは明らかなウソ。その一方で、本書をひく『嫌韓流』も、日本のおかげでないことを日本に帰着させたりして、うのみにできないこともわかる。 しばらく前に『嫌韓流』という本がベストセラーになって、いろいろ議論を呼んだ。韓国や北朝鮮が何かと第二次世界大戦中のあれやこれやを持ち出して、謝罪と賠償を請求してみたり、内政干渉じみたことを
中野 @pisiinu ここで言っておきますが、このKONISHIKIハワイアンライブ中止の看板は私が11年前に書いた悪ふざけなのです。事実無根!! pic.twitter.com/0caSqeYuld 2015-02-05 16:20:05
沖縄ファミリーマート(那覇市、大城健一社長)は13日、沖縄をテーマにした漫画雑誌「ファミマガ」を発刊した。県内の大学生が食品開発を体験する同社企画「ガクP」の漫画版と位置付け、漫画家を目指す人の登竜門として投稿作品などを掲載していく。 12日の発刊記者会見で同社の野崎真人常務は「(ファミマガは)県民が県民を描いた漫画」と特徴を語った。ファミマガは1冊100円(税込み)。県内のファミリーマート全252店で1200部を限定販売する。 ファミマガの制作には県出身の漫画家や那覇市の総合学園ヒューマンアカデミー那覇校の学生らが関わっている。同校の仲間清貴さん(20)は「ストーリー作りなど大変だったが、貴重な体験ができた」と感想を述べた。 創刊号は、人気漫画「わたるがぴゅん!」の作者なかいま強氏のアシスタントを務めるGONZUI氏が、人気バンド「きいやま商店」の青少年期を描いた「きいやま商店」、ヒュー
今日発売の近代麻雀に掲載されていた、アカギを読んでて思い出したというか引っ掛かったんで探し出してきた。 季刊「藝能東西」一九七六年四月花吹雪号に掲載されたエッセイ、「麻雀はイメージ戦争」阿佐田哲也(色川武大)に書かれていたこと。 全部で4Pのショートエッセイですが、下記のは部分抜粋なので、気になった方は原典*1を参照することをお薦め致します。 まずいえることは、麻雀はイメージ戦争であるということである。 お互いの手牌は最終的に和了ロン!という声で牌を倒し、相手の視線にさらしたときにはじめて実体がわかる。 それまではお互いに推察しあって対応しているのである。 お互いの頭の中にあるのは相手の実体ではなくイメージである。相手が抱いてるイメージと同じことをやってはいけない。 では、まず相手が自分に対してどんなイメージを抱いているか知る必要がある。 一歩進めていえば、相手に自由なイメージを持たせない
「風俗に行かなくてよかった」発言で一躍お茶の間の人気者になった西村賢太に続き、今度は「都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」発言で田中慎弥が大ブレイク。ここ3回はニコニコ動画で生中継されていることもあってか、日比谷の東京會舘で開かれる芥川賞受賞会見に注目が集まっている。 週刊誌などでも歴代珍会見が記事になったりしてますが、当欄では、この機会に、2000年以降の芥川賞受賞会見武勇伝をまとめてみた。伝聞や噂レベルの話も混じってるので、話半分くらいでひとつ。 トップバッターは、第123回(2000年上半期) の町田康(「きれぎれ」)。記者会見で、芥川賞受賞の喜びを「アフロでファンキーなビート」と形容、各紙がいっせいに飛びついて見出しに掲げ、ちょっとした流行語になった。 もっともこれは、「いまの気持ちを音楽にたとえると?」という記者の誘導質問から、無理やり引き出されたものだったらしい
桃栗たき子 @momo_kuri 昨日スタパさんと交流したから、スタパさんとの思い出話でもしようかな。一度にツイートするのは無理だからボチボチと。ちなみにご本人には以前すでにご了解いただいてる。 2012-01-21 19:27:12 桃栗たき子 @momo_kuri ハタチのときファミ通にバイトで入って、何日目だったかな。その日ものすごくお腹が空いていたのだけれど、まわりのみなさんはすでに昼食後だった。ひとりで食べに行くのもな〜と思ってたところに、スタパさんが「おはようございますー」とご出勤。 2012-01-21 19:30:17 桃栗たき子 @momo_kuri それ以前にスタパさんとお喋りしたことがあったのかどうかは覚えていない。が、なぜか出勤したばかりのスタパさんにこう聞いた。「お腹空いてないですか?」「えっ!? す、空いてます」「じゃあ一緒にランチしましょうよ」 2012-01
令和6年能登半島地震へのお見舞い 令和6年1月1日に石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生いたしました。 この地震により尊い命を奪われた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 ご自宅を離れ不自由な生活を余儀なくされた皆様におかれましては、非常な事態が一刻も早く終息し、平穏な日々に戻られることを心より祈念いたします。 商品のお届けについて 石川県の一部地域につきまして、商品お届けの休止・遅延が発生しています。 ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
「共喰(ともぐ)い」で芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)は、ジャケットに紺のタイ、デニムパンツという服装。5度目のノミネートを経ての受賞だったが、その顔に笑みはなく、浮かない表情で会見場に登場。脱力したような、斜に構えたような態度で席についた。 --まず一言 「確か、(米女優の)シャーリー・マクレーンが何度もアカデミー賞にノミネートされた末にようやく取ったとき、『私がもらって当然だと思う』と言ってたらしいが、だいたいそういう感じです」 《会場、爆笑》 「4回も落とされたので、断るのが礼儀といえば礼儀。でも私は礼儀を知らないので、(芥川賞を)もらうことにした。断って、気の小さい選考委員-都知事が倒れて都政が混乱してはいけないので。都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる。もう、とっとと終わりましょうよ」 《体をひねって嫌がる田中さん》 --今回は東京ではなく地方在住の作家の受賞が
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 昨日掲載した記事では、Richard Stallman氏の講演の導入部分をレポートした。 この講演は、ドイツ・ベルリンのブランデンブルグ科学アカデミー デジタルイニシアティブ「TELOTA」の10周年を記念したイベントでのスピーチで、テーマは「コンピュータネットワーク時代における著作権とコミュニティ」だ。 今回は講演の中で「著作権」に関する部分を紹介する。Stallman氏は著作権の発達に影響を与えた複製技術の進化とともに、著作権の変遷をなぞってみせる。 複製手段が書き写ししかなかった昔、複製を1部作成するのは時間がかかり、規模の経済が当てはまらないため、当時の人々には著作権という考えが浮かばなかった。その後、印刷機の誕生によって複製作
名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズ。 全作品を合計すると60作品(長編4、短編56)にもなります。 文庫本にして9~10冊ですから、全部読み切るのはなかなか大変です。 原作の著作権はすでに切れていますので、英語のテキストは数多くのサイトで公開されていますが、 邦訳はほとんど著作権が残っており、インターネット上で自由に読める邦訳はごく一部に過ぎません。 このサイトでは、既存の著作権に抵触しないように、全ての作品を改めて原作から翻訳し直して公開しています。 初出誌のストランドマガジンに掲載されたシドニー・パジェットのイラストも、ほぼすべて掲載してありますので、パソコンや携帯から、存分に世紀の名探偵シャーロック・ホームズの魅力をお楽しみください。 Tweet
2011年09月26日 00:35 「超クソゲー3」読了。クソゲーハンターの3人が、堀井雄二さんと同じ憂いを抱えていること、ゲーム好きとして心に染み入ります…。 超クソゲー3 TVゲーム総合ストア TVゲーム評論本「超クソゲー3」読了。「超クソゲー」「超クソゲー2」に比べると全体的に真面目になっています。前二作「超クソゲー」「超クソゲー2」は「キッチュなゲームを面白おかしく紹介する」というところが大きかったのに比べ、今回の「超クソゲー3」は「丁寧に作られた優れた良作なのにも関わらず売れなかったゲーム、実際は良い出来なのに色物とみなされてしまったゲームを実際にプレイしたときの面白さを紹介する」というところが大きく、ゲーム評論としては実に真面目な感じになっています。本書の中で何度も触れられていますが、「超クソゲー」「超クソゲー2」執筆時は年齢20代だったクソゲーハンターの三人組(多根清史さん・
最も年少の軍医経験者でももう90歳近いという。「体験談を聞こうにも聞けない時代。現役の医師にも読んでほしい」 精神科医で、作家の帚木蓬生(ははきぎほうせい)さん(64)が、短編集『蠅(はえ)の帝国 軍医たちの黙示録』(新潮社)を出した。若き軍医たちの目から、大戦の実相に迫った意欲作だ。(西部生活文化部 右田和孝) 「軍医の多くが、志願ではなく、軍医補充制度で召集されたと知って驚いた。歴史に埋もれてしまう前に、一種の医学史外伝として残したかった」 名もなき軍医15人の戦争体験が、「私」という一人称で語られる。原爆で壊滅した広島では、死臭が漂い、蠅がたかるなかで被爆者の解剖に従事する。沖縄ではモグラのように地下壕(ごう)掘りに明け暮れ、終戦後の樺太(現ロシア・サハリン)ではソ連軍の支配下で診療を続ける。 軍医は兵士と違って、戦闘の後方から冷徹な目で戦争を見つめていた。小説というより、ドラマ性を
◇小西聖子(たかこ) (新潮社・1890円) ◇根こそぎ動員された医師たちの戦場 以前は、大学でも、地域の診療所でも、軍医出身だという医師に時々出会ったものである。今や、軍医で従軍した経験のある日本人は、生きていたらどんなに若くても九十歳前後。現場で会うことも特殊な例外を除いてはもうなさそうだ。 本書には、十五人の軍医の体験がまとめられている。一人称の語りの体裁だが、聞き書きではない。著者が、十五人の体験に関する本人の書き残した資料、関係者の資料を集め、再構成している。 「日本医事新報」に書かれた回顧録や、九大医学部の同窓誌「学士鍋」の記事が最も多いが、その他の雑誌や新聞からの引用資料も含めて、巻末に九ページにもわたって文献表がある。「東京大空襲に想(おも)う」「卒業後戦地や外地に征(い)った級友たちなど」「満洲好日」等の、それほど長くはない文章の題が並んでいる。軍医を経験した医師たちが書
日頃より、ejnetをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 「ホームページサービス」のサービス提供は2015年11月30日をもちまして終了させていただきました。 これまで長らくご利用いただき、誠にありがとうございました。 今後も、皆様によりよいサービスをご提供させていただけるよう、サービス品質向上に努めて参りますので、何卒、ご理解いただけますようお願 い申し上げます。 <ejnetをご契約のお客様へ> 後継サービスとして「userwebサービス」を提供させていただいております。 詳しくは、以下のリンクをご参照ください。 ▼「userwebサービス」のご案内 http://www.ejworks.info/userhp/ejnet/index.html 今後ともejnetをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。 株式会社イージェーワークス ejnet カスタマーサポート htt
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