映画「OLの愛汁 ラブジュース」(田尻祐司・99)で、主役の久保田あづみが自室にてダサいトレーナーを着ているシーンがある。そのダサさは、はたしてピンク映画の衣裳ゆえのダサさなのか、普通のOLと印象づけるための演出上のダサさなのか、判断がつかないのだが、とにかくダサい。成人映画初出演の久保田あづみにすれば裸になるのは恥ずかしかったろうけれども、見ている方にしてみれば件のトレーナー姿の方が恥ずかしかったぞ。 あるいは… 学校ではコンタクトレンズなのだが、合宿などで風呂上がりにダサい眼鏡をかけてしまう女がいる。ダサいそれは高校時代のものであろうか。すなわち大学に入ったのを機に外見に気を配るようになり、コンタクトレンズにしたのだろうけれども、寝る前は面倒なのでついダサい眼鏡をかけてしまう…などと事情を詮索するうちに、その女を好きになってしまうんだ、おれ。 嗚呼、気のゆるみからくるダサさって、かわい