山頂崩落のあおり、標高下がる 白馬連峰・小蓮華山2008年10月9日15時0分印刷ソーシャルブックマーク 新たに埋め戻された三角点を測量する国土地理院の職員=1日、小蓮華山山頂 新潟県最高峰で、これまで2769メートルとされていた北アルプス白馬連峰・小蓮華山の標高が、5.5メートルほど低くなりそうだ。昨夏、山頂付近で崩壊が確認され、今月初めに国土地理院北陸地方測量部(富山市)が再測量して概算した。 崩落により最高点が3メートル余り低くなったうえ、崩落時に倒れた三角点の標柱を安定した地盤に埋め戻したため、その場所が最高点より約2.5メートル下になったからだ。 長野、新潟県境にある小蓮華山の山頂は長野県側に大きく崩壊し、V字状の深い亀裂が稜線(りょうせん)に沿って数十メートルにわたって走っている。昨年6月、地元の長野県小谷村の山案内人組合が見つけた。三角点の標柱は組合の人たちが亀裂の中から拾い