失言から国土交通相を引責辞任し、次期衆院選への出馬を二転三転させていた自民党の中山成彬衆院議員(65=宮崎1区選出)が17日、地元宮崎市で「出馬する考えはない。山に座禅を組みに行く」と不出馬を明言した上で意味不明の山ごもり宣言をした。党宮崎県連は「付き合っていられん」と無視を決め込み、党本部も関与を否定。さらに中山氏に後継指名された東国原英夫県知事(51)は「本当に座禅を組んでいただきたい」とあきれた。 中山氏のシナリオ最終章は鹿児島の山中での座禅だったようだ。 16日に次期衆院選宮崎1区への不出馬表明を突如撤回した中山氏は、17日午前に宮崎市の事務所内で会見を開き「出馬する考えはない。自分の内心と向き合いたい。山にこもって座禅でも組もうかな、と。昨日、女房とも話をした」と寂しそうにつぶやき、最終的に出馬断念を宣言した。 中山氏は16日夕、上京して後援会幹部らに自民党本部で“やっぱり出馬”