【絵本「ちびくろサンボ」について】 「ちびくろサンボ」はイギリス人、ヘレン・バンナーマン夫人(1863-1946)がインドに滞在していた時、イギリスで暮らす2人の娘のために手作りした絵本で、1899年バンナーマン自身のさし絵による初版がイギリスで出版されて以来世界各国で翻訳、出版されてきた。 日本では、フランク・ドビアスの絵によるマクラミン社版(アメリカでは現在絶版になっている)を原本とした岩波版『ちびくろサンボ』(フランク・ドビアス絵 光吉夏弥訳 1953)が代表的な版とされているが、その他に20数社や約50種の「ちびくろサンボ」が出版されており、部数は120万部にのぼったといわれている。 【問題の発端と経過】 「ちびくろサンボ」が差別図書として問題となったのは1952年ニューヨーク、1956年カナダのトロントで、いずれも学校からの追放運動が起きている。60年代~70年代にかけて公民権運
『月刊絵本 1974-12-特集 ちびくろさんぼ-』 月刊絵本編集委員会・編/すばる書房盛光社1974年 おさるのジョージのことが書いているあるので、手にした本です。 LITTLE BLACK SERIESに、「ちびくろさんぼ」があるという。黒人ではなく原作ではインド人。 ファッショのように燃え上がる「ちびくろさんぼ」非難……。 --「ちびくろさんぼ」を黒人全体のものにどうして思うのだろうか? それも、マイケル・ジャクソンが登場していた時代に……。いや、それだからこそか? それまで、いかにひどかったということか? ふつう、こんなふうにとらえられることはないと思うのだが……。 --「おしん」も女性全体としてとらえ、差別としたら出版や放送できないのでしょうか? それで、世の中はよくなるのだろうか? 日本女性のステレオタイプ的な見方……。 --そこから、学ぶ姿勢が大切だとボクは思うが……。 --
『ちびくろさんぼ』 html版(99/10/31)、 text版(99/11/08) ver.1.1(れいな訳): 1899年の初版にもとづいた翻訳(originalの英文併記)です。 ヘレンのイラストを1枚だけ拡大してご紹介。 訳者による能書きと 作品の歴史的背景 日本の状況 「ちびくろサンボ」の本リスト(99/11/16) 「ちびくろサンボ」をめぐる出版物リスト(99/11/29) 「ちびくろサンボ」について書かれた本 絶版以前(99/11/05) 絶版以後(99/11/06) 関連するテーマの本(99/11/29) ウェブで読めるもの(99/11/09) 作品論・絵本論 『もじゃもじゃペーター』(99/11/24) 「ちびくろサンボ」に影響を与えたとされるドイツの絵本 (独語の原文と日本語訳を併記) 「まっくろこぞうたちのおはなし」の緑のかさ(99/11/16) 戦前から絶版まで 絶
長い間マスメディアの中に存在してきた、差別的ともとれる表現をめぐるタブー。しかし、メディア側の過剰ともいえる自主規制の結果か、近年では大きな問題に発展することも少なくなってきている。かつてマスメディアのあり方に一石を投じたあの団体は、今どうなっているのだろうか? * * * マスメディアがその活動において最も気を使うのは、差別的とされる表現や、人権侵害にあたる表現だ。これまでに、テレビから新聞、ラジオ、出版まであらゆるメディアが、差別や思想・信条などにかかわる表現にからんで、各種団体からの抗議を数多く受けてきた。出版業界でいえば、1988年に起こった『ちびくろサンボ』(岩波書店ほか)の絶版が有名だろう。黒人差別の根絶を目指すとする人権団体「黒人差別をなくす会」からの、タイトルや挿絵が黒人差別を助長するとの抗議をきっかけに、岩波書店が絶版を決定した事件だ。 この件で抗議をした「黒人差別をなく
好きだ好きだと言いながら、どうして著者をいじめるのだろうか? と思ってしまうのが、もうすぐ発売になる『ちびくろさんぼ 3』 http://www.zuiunsya.com/n-book.html この出版のニュースを聞いた時には唖然としてしまったのだけれど、ヘレン・バナマン Helen Bannerman* が描いた10冊の絵本の内、サンボという名の少年が出てくるのは2冊だけで、これは既に岩波版で翻訳・出版され、上記「3」の版元の瑞雲舎から『ちびくろ・さんぼ』『ちびくろ・さんぼ2』として復刻されてもいる。(ただし、岩波版『ちびくろ・さんぼ』はテキストはオリジナルだがイラストはアメリカで別人のものに差し替えられた異版。「2」は、テキストはオリジナルだが、イラストは前作のアメリカでの異版のイラストに似せて日本で作られた模倣版。) オリジナルのテキストとイラストの翻訳は、径書房からのみ出版。 h
(…昔の別荘の記事を、一部改編して持って来ました…) これは実は、HPの≪ひとりごと≫で書こうと思って、目次にタイトルだけ用意して待機してた(?)テーマなのですが…あんまり待機しすぎて情況が変わってしまったみたい… 別荘も作った事だし、さて書くかな、と思って、昨日久しぶりに検索したら、な、なんと! かなり前に復刊されてた!! そ、知らない方のために書いておくと、この児童書の名著はかなり前に絶版になってたのだ。その辺の事情をざっと知りたい方は、この[特別寄稿]ちびくろ・さんぼが帰ってきたっていうのを参照していただくとして、私は「絶版」に憤慨してたひとりだったのだ。こんなにいい本を、それも本が売れてなかった、つまり読者がいなかったわけではないのに、「黒人差別」だと非難されて、いわば自主規制してしまった出版社って、一体なんやねん!…て。 でスペインから帰って、ある時ネットをさまよってたら、復刊ド
『ちびくろさんぼ』 html版(99/10/31)、 text版(99/11/08) ver.1.1(れいな訳): 1899年の初版にもとづいた翻訳(originalの英文併記)です。 ヘレンのイラストを1枚だけ拡大してご紹介。 訳者による能書きと 作品の歴史的背景 日本の状況 「ちびくろサンボ」の本リスト(99/11/16) 「ちびくろサンボ」をめぐる出版物リスト(99/11/29) 「ちびくろサンボ」について書かれた本 絶版以前(99/11/05) 絶版以後(99/11/06) 関連するテーマの本(99/11/29) ウェブで読めるもの(99/11/09) 作品論・絵本論 『もじゃもじゃペーター』(99/11/24) 「ちびくろサンボ」に影響を与えたとされるドイツの絵本 (独語の原文と日本語訳を併記) 「まっくろこぞうたちのおはなし」の緑のかさ(99/11/16) 戦前から絶版まで 絶
「でかだんびより」では、米ブログで話題となっている日本漫画のとある一コマを紹介している。これは稲垣理一郎氏原作、村田雄介作画の漫画「アイシールド21」でアフリカ系(黒人)の親子がPCを前に笑っているシーンなのだが、ブログ「digital femme」では、これはアフリカ系の人々にとって明白な差別であると主張しているのだ。 一見どこが差別なのか分からないこの画像。「でかだんびより」の翻訳記事によると、太く描かれた「唇」が問題らしく、こういった表現が「何百年の間払いのけようとしていたアフリカ系の先入観を侵している」と激怒しているのだ。このような「マンガの表現問題」は、古くは「ちびくろサンボ」や、手塚治虫氏の時代から存在した根の深い問題。 簡単に白黒つけられる話ではないデリケートな問題なだけに、今後も注目していきたい。 ・でかだんびより「Dekadenbiyori 日本漫画と差別表現」 ・「D
via MangaBlog http://www.mangablog.net/?p=817 [This image is being quoted for presenting racial image issue basically unconscious in Japan. I have no intention to offend specific people.] あるマンガの中から抜粋したこの1コマ。米国内のブログで物議を醸しているのを発見したのですが、皆様は何が問題になっているか分かりますでしょうか? http://www.digitalfemme.com/journal/index.php?itemid=220 著者様へ もし貴方が白人やアジアの人々以外に漫画を購入してもらうことを期待しているのだとすれば、今すくその考えをお捨て下さい。本当に、私がこんなことさえわざわざ書かな
1 名前:モリタポくれればブログのせてもいいよ 投稿日:2007/01/23(火) 21:45:58 ID:y9qmaB5/0 漫画のアフリカ系差別表現が米ブログで物議を醸している? 「でかだんびより」では、米ブログで話題となっている日本漫画のとある一コマを紹介している。これは稲垣理一郎氏原作、村田雄介作画の漫画「アイシールド21」でアフリカ系(黒人)の親子がPCを前に笑っているシーンなのだが、ブログ「digital femme」では、これはアフリカ系の人々にとって明白な差別であると主張しているのだ。 一見どこが差別なのか分からないこの画像。「でかだんびより」の翻訳記事によると、 太く描かれた「唇」が問題らしく、こういった表現が「何百年の間払いのけようとしていた アフリカ系の先入観を侵している」と激怒しているのだ。 このような「マンガの表現問題」は、古くは「ちびくろサンボ」や、
絵本の復刻に続いて、ついに、ようやくここまでたどり着いた! とても嬉しい。 ちびくろさんぼ S 出版社/メーカー: サンアロー発売日: 2006/09/30メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見るバターになっちゃうトラも可愛いのう。ちびくろさんぼ トラ S 出版社/メーカー: サンアロー発売日: 2006/09/30メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る ミニサイズのマスコットも。 最終的な目標は、ダッコちゃんオリジナル版とカルピスのキャラクター 復活。 「黒人の子供は愛らしい」という単純な事実を不自然に隠蔽してしまった悪しき時代を払拭して欲しい。
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