『聖マッスル』(セントマッスル)は、原作:宮崎惇・作画:ふくしま政美による日本の漫画作品。 概要[編集] 「少年マガジン」1976年32号 - 1977年1号まで連載された。荒廃した世界で記憶を失った主人公が、旅をしながら真の人間の生き方を模索していく。古代エジプトかバビロニア、あるいはヨーロッパ全域に似た風景の世界[注釈 1]を舞台に、ギリシア彫刻のような肉体美をモチーフに、様々なテーマを扱った作品となっている。 本作の脚本は、『女犯坊』から共通する特殊な姿勢で作られている。すなわち、作者ふくしまの描きたい絵が主軸に置かれており、ふくしまのイメージを編集者に口頭で伝えられた原作者が、それに沿ったストーリーを考える、という手法によって構築されている。よって、本作のハイライトシーンは、全てふくしまが初めからイメージしていたものである。 連載当時にマガジンKC(全4巻)が刊行され、太田出版によ