一瞬、我が耳を疑った。何気なく見ていたテレビから、いわゆる「放送禁止用語」が、普通に流れてきたのである。 番組は、TOKYO MXの「円谷劇場」という枠で再放送されている、『帰ってきたウルトラマン』。70年代以前に制作された番組には、現在では放送に不適切な表現を使用していることが時々あり、その部分を無音処理して放送されるケースが多い。最も有名なケースが、『巨人の星』の少年時代のクライマックス、主人公・飛雄馬が父のことを誇りに思う名シーン、「父ちゃんは、日本一の日雇い人夫だ!」という箇所が、無音になってしまっているところだ(ちなみに現在では番組サブタイトルも変更されている)。こういった処理は、地上波、BS、CS問わず、現在ではそれが当たり前のこととなっている。『太陽にほえろ』で三田村邦彦が演じたジプシー刑事は、そのニックネームそのものが現在ではちょっと問題らしく、現在地上波では放送されなかっ
ウルトラセブン第12話についての基礎知識 (from 2005/10/21) ウルトラセブン第12話はご存知の通り現在放映も写真公開もされていません。 かつて僕がスタッフを務めていた@niftyのウルトラマンフォーラム(2005年3月閉鎖)では、円谷プロダクションの公認をいただいていた都合上、ローカルルールでこの話題についての発言はご遠慮願っておりました。その他のウルトラセブン関連のBBSでこの話題を規制しているところは少なくありません。 ウルトラファンも本放送を知らない世代が台頭し、欠番へのいきさつをご存知ない方も増えていますが、まとまった正確な情報が出版物などの形では最近まで流布していませんでした。そのため、誤った情報や過剰な思い込みから来るネット上でのトラブルがかなり生じています。 以下、ここに簡単な基礎知識と、当ページの主催者である矢的の見解を記しますので、それを踏まえた上で話題に
怪獣ファンには今更説明するまでも無く有名な話だが、このスペル星人はまぼろしの宇宙人である。 ウルトラセブンに登場した宇宙人でありながらどの怪獣図鑑にも載っていない。 その存在を封印された怪獣なのである。 なぜならスペル星人の登場した第12話「遊星より愛をこめて」は、本放送時に1度放送されたきり、欠番扱いとなり再放送では2度と放映されなかった。 もちろんビデオにも収録されていない。 確かに製作され、撮影されたエピソードであるにも関わらず、その存在は闇へと葬られ、最初からなかったことにされている。 なぜか。 それは、セブン12話に登場した、このスペル星人が「被爆怪獣」であり、放射能に汚染さた宇宙人であるという設定に被爆者団体が差別であると抗議したことによるものだ。 被爆者を「怪獣」扱いして差別していると・・・・・。 被爆者団体の抗議を受けた円谷プロは、ただちに謝罪、12話を永久欠番扱いにし、2
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