『ラストフレンズ』と『猟奇的な彼女』に見る女性考 女性のDVは許されるDVなのか? 好田 純平(2008-05-06 10:30) 今期は『ラストフレンズ』と『猟奇的な彼女』という、ドメスティックバイオレンス(DV)を扱ったドラマが同時に放送されている。 しかし作品のDVの扱いはまったく正反対である。 『ラストフレンズ』のDVは、錦戸亮演じる及川宗佑が、彼女(長澤まさみ演じる藍田美知留)に振るうものである。一方、韓国の人気映画をドラマ化した『猟奇的な彼女』は、田中麗奈演じる髙見凛子が、彼氏(?)の草彅剛に暴力を振るうものである。 そして『ラストフレンズ』のDVは恐怖や痛み、異常性を前面に押し出したマイナスイメージのもの、ある意味本来のDV像である。 だが『猟奇的な彼女』はどちらかというと、コミカルにコメディタッチで描かれている。雰囲気は「まぁ、しょうがない」という感じだ。 同じ