個人経営の立ち食いそば屋4軒が面白いキャンペーン企画を始めたという。そのお題が「シャウエッセンそば」。 シャウエッセンといえば日本ハム株式会社が1985年に発売した超人気の粗びきウインナーソーセージである。100%粗びきの豚肉と羊の皮を使い、パリッとした食感が特徴的だ。 さて、そんなシャウエッセンを使ったそばの企画とはどのようなものなのか、そしてどんな商品が出来上がったのか、じっくり取材してみることにした。
年の瀬である。今年1年を振り返ると、「新型コロナウイルス」は外して語れないワードだろう。コロナ禍前と別世界に感じるほど社会が変わった。立ち食いそば業界においては、閉店や休止が目立った年だったように感じる。 今年「立ち食いそば放浪記」で紹介した店の中でも、小川町『桃山』や御徒町『お勝ちそば 蔦や』はすでに閉店している。また、ビルの建て替えがキッカケとは言え、50年秋葉原を見守った『六文そば 昌平橋店』の閉店も印象的であった。 残っているそば屋にはぜひ頑張ってもらいたい。そんな思いから2020年に私(中澤)が食べた立ち食いそばのベスト6をここにまとめよう。 ・その1『はせ川』早稲田 圧倒的なコスパを誇っていたのが早稲田『はせ川』。ほとんどのメニューが290円から450円の中に収まっているところは、さすが学生街の立ち食いそば屋である。だからと言って、量が少ないわけではなく、むしろガッツリしている
富士そばはウマイかマズイかではない。そこに存在することに価値があるのだ。言わば安心感。しかし、東京ならどこにでもある立ち食いそば屋の大手でありながら、店舗限定メニューがたまに狂っていることはこれまで何度もお伝えしてきた通り。味とか気にしてねえだろってそばも多い。 良く言えば、そばの新たな可能性を模索しているとも言える富士そばの店舗限定メニュー。そんな中で、奇跡的にウマかったものをまとめたい。 ・ウマかった店舗限定メニューその1「オムライスセット」 いきなりそばじゃなくて申し訳ないのだが、2月頃に市ヶ谷店でやっていた「オムライスセット」は普通にウマかった。ちなみに、「セット」だけど、そばがついてくるわけではない。オムライスの相棒はサラダである。そば屋! ・ウマかった店舗限定メニューその2「味噌富士」 そばつゆらしからぬ濁りで異彩を放っていたのが2月頃京急蒲田店で復活販売されていた「味噌富士」
立ち食い・大衆系そば屋にはあって、老舗・町そば・手打ち系そば屋ではほとんど御目にかかれないそばの具材がある。「コロッケ」と「春菊天」である。今回の話題は「春菊天そば」。 春菊といえば、「すき焼き」などに入っている青物という位しか想像できないという方も多いと思う。関西で明治以降に誕生したといわれる「すき焼き」では、ねぎや春菊(関西では菊菜といわれている)を薬味として使っていたようだ。関東大震災後、関東でも「すき焼き」が「牛鍋」と融合して広まっていったという。 当時の牛肉は匂いが強く、ちょうどハーブやパクチーのように香りの強い薬味でそれを打ち消そうと考えて春菊が選ばれたのだと思う。すき焼きの季節は晩秋から冬なので、ちょうどその頃、旬を迎える春菊はうってつけだったというわけである。パクチーやねぎが好きでたまらないという人はたまにいるが、春菊も十分な和製ハーブといってよいと思う。 しかし、話を現在
※この記事は2020年2月下旬に取材しました 日本の駅の原風景といえば、駅のホームの立ち食いそば(駅そば)。おいしい香りを漂わせながら、とびっきりの存在感で佇むお店で食べたそばは、ふつうの立ち食いそばよりもなんだかおいしく感じてしまいました。 最近では急速にその姿を消しつつあるホームの駅そばですが、JR東日本エリア内度乗車人員5位(2019年度)の駅別乗車人員の品川駅には、かつてはホームに最大6店舗を構え、今でも2店舗を残す、“駅そばの聖地”とも呼ばれる常盤軒が存在します。 1960年代に始まり、この2020年まで「わざわざ駅のホームで食べるそば」が愛され続ける理由とは。 株式会社常盤軒の小塚浩さんにお話をうかがいました。 ▲株式会社常盤軒 営業1部 統括部長の小塚浩さん 西郷隆盛の上司が作った運営会社 ▲山手線ホームの「そば処 常盤軒」(品川22号店) ──憧れの常盤軒さんにインタビュー
渋谷駅で40年にわたり営業してきた東急グループの駅そば「本家しぶそば」が閉店。独特の注文・配膳システムなどが特徴で、どうやってその超速ピンポイント提供を実現していたのか、そして味の秘密を探りました。 40年にわたって渋谷で営業 ファンの拍手で幕 独特のオペレーションによる迅速な提供などで知られた、渋谷駅にある東急グループの駅そば店「本家しぶそば」が、2020年9月13日(日)20時に閉店しました。 渋谷駅の再開発事業にともなうもので、同店の前身である店舗が、現在地(東急百貨店東横店南館2F内)とは別場所で1980(昭和55)年に開業して以来、40年にわたって渋谷駅を行き交う人々の空腹を満たしてきました。現在地での営業は2005(平成17)年からです。 拡大画像 営業終了後にあいさつする「本家しぶそば」伊達店長(2020年9月13日、恵 知仁撮影)。 運営する東急グルメフロントによると、通常
» 【保存版】そば屋200店を食べた男が厳選する「都内最強立ち食いそば9選」がこれだ! 立ち食いそば放浪記まとめ~東京~ 特集 マクドナルドの新作バリューセットが840円する時代。外食するならそれくらい払う覚悟を持っている人も多いと思うが、立ち食いそばはそんな現代人の強い味方だ。かけそば1杯290円とかザラである。 だが、店によって味にバラつきがあり、同じ価格でもハズレから大当たりまで存在するのが難しいところだ。外観からは味が判断できないため、ぶっちゃけ初入店は “賭け” と言えるだろう。そこで、本記事ではそば屋200店を食べ歩いた私(中澤)が大当たりだけをご紹介していきたい。なお、金額は取材当時のものである。 ・小伝馬町『おか田』 まずは、ベーシックな良店から始めたい。小伝馬町『おか田』はそんな重大な任務を見事果たしてくれることだろう。 かけそば1杯300円、カレーライスセットで600円
あの富士そばが、肉骨茶(バクテー)そばを発売 いつも通りの駅前の風景。 ……ん? んん!? 「肉骨茶そば」ですと? 口の中がアジアになる──本格的すぎる肉骨茶そばを富士そばで 肉骨茶(バクテー)といえば…… その恐ろし気な字面とは裏腹に、私が世界で最も「うまい!」と感じた料理である。 私が肉骨茶に出会ったのは、3年間のマレーシア滞在中。 肉骨茶とは、マレーシア発祥の豚肉を薬膳スープで煮込んだ料理なのだ。 ▲マレーシアの肉骨茶(photo by 古川音) しかしこちらよく見ると…… がっつりと「シンガポールの肉骨茶」である旨を強調している。 シンガポールの肉骨茶は薬膳というよりも「胡椒!」という印象だ。 ▲シンガポールの肉骨茶(photo by 伊能すみ子) よーし、ここはマレーシアに4年住み、肉骨茶を含めたマレー半島グルメを食べに食べた古川音さんと突撃してみましょう。 www.hotpep
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