前回、2006年のCeBITの目玉はMicrosoftの“Origami”ことUMPC(Ultra Mobile PC)だった。今回のCeBITでも、前回ほどの盛り上がりはないものの、SamsungからOrigami UMPCの第2世代となる「Q1 Ultra」が発表になるなど、いくつかの新しいUMPCが各ブースなどに展示された。 また、Intelも、CeBIT期間中に記者説明会を開催し、UMPCへの取り組みについてアピールを行なった。そうした、CeBITで見えてきたUMPCの現状や今後についてレポートする。 ●800MHzの超低電圧版DothanベースだったTDP3Wの未発表プロセッサ 第2世代UMPCであるQ1 Ultraに、従来製品に比べてTDPが3Wと低く抑えられた、未発表のLPIAプロセッサと思われるCPUが採用されたことはすでにお伝えした通りだ。その記事の中で、これは超低電圧版