富士通は、米IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)主催の世界的なハイパフォーマンス・チップに関するシンポジウムである「Hot Chips 28」に参加し、ポスト「京」用プロセッサの命令セットについて講演を行いました。
ソフトバンクグループが約3.3兆円で買収する英アーム(ITpro関連記事:「次のパラダイムシフトであるIoTに賭けた」、孫社長がARM買収の理由を説明)。その最大の強みは「省電力の半導体設計技術」…と考えるのは、一面的な見方に過ぎない。 アームが提供するCPUコアの回路が省電力性能で優れるのは間違いないが、ただ省電力を追い求めるだけなら、より機能を限定したCPUコアを採用するなど別の方法もある。米アップルや米クアルコムは、アームから半導体回路ではなくARMの命令セットアーキテクチャー(ISA)のみ提供を受け、省電力化を含めたCPUコアの設計は自社で手掛けている。 企業としてのアームの最大の強みは、スマートフォンからタブレット、IoT、車載機器、サーバーまで、ARMアーキテクチャーを支える「仲間」となる企業や技術者のエコシステムを作り、そのニーズに合うハード/ソフト技術を先取りして獲得する力
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