上:取材時に調理していたのは男性がほとんど。料理男子の増加も清貧のコンセプトを後押しする。下:お客の滞在は平均4時間 お客自ら料理を作る─そんなフル・セルフ式の居酒屋「清貧」が人気だ。店の基本システムは30分200円(学生150円)のタイムチャージ制で、1600円を超えた分は加算されない。 お客は店の冷蔵庫から好きな食材を見繕い、料理を作って食べる。食材ごとに値札が張ってあり、それを首に下げた「マイ伝票」に張って退店時に精算する仕組みだ。食材は近隣の生産者から仕入れた野菜や100g程度でパックした肉類などを用意。スナックや缶詰類も充実している。価格はキャベツ1/8切れ50円、プチトマト5個200円、豚バラ肉100g180円とスーパーより3割程高い。調味料や調理器具の使用料はタイムチャージに含まれるが、卓上コンロのカセットガスやたこ焼き器などは別途料金が掛かる。 ドリンクの価格は生ビール中ジ