<< 前の記事 | トップページ | 2010年01月26日 (火)おはようコラム 「IPCC地球温暖化報告書に重大ミス」 (阿部キャスター) 地球温暖化をめぐる専門家の国際機関であるIPCC・気候変動に関する政府間パネルが3年前に出した報告書で、ヒマラヤ氷河の消失の可能性を述べた記述が科学的根拠のないものだったことが最近明らかになり、波紋を広げています。 嶋津解説委員です。 Q1)ヒマラヤ氷河に関して、IPCCは具体的に何を間違えたのか? A1) 問題は第4次評価報告書の中の「ヒマラヤの氷河はこのままでは2035年までにすべて解けて無くなってしまう可能が高い」と言う記述です。 これに対し、インド政府や氷河の専門家からは2035年という数字に疑問が示され、調査の結果、2035年という数字の出所は、実は10年前にインドのある学者が、雑誌の電話インタビューに対して科学的根拠もないままに