マイケル・ムーア監督の映画『シッコ-sicko』でも、キューバの医療制度が取り上げられていましたが、そのキューバで行われた大規模なホメオパシーの研究調査の話です。 キューバは地理上ハリケーンに毎年見舞われ、ハリーケーン後に毎年レプトスピラ症の被害者が多数出るので、国としてその対策に苦慮していたとか。 レプトスピラ症はネズミによって媒介され、スピロヘータという細菌によって引き起こされる感染症で、熱帯地域の雨季にもっとも多く流行します。 2007年の流行時に、キューバではワクチン数が充分なかったため、高リスクを持つ15,000人にしかワクチンを配布できませんでした。そこで政府は、流行地域の1歳以上の全住民に対してホメオパシーのレメディの配布を決定しました。 ホメオパシーのレメディは、もっとも流行の激しい地域の230万人に配られたそうです。すると数週間の内に発症率が例年よりはるかに低くなったとか