福島第一原子力発電所にたまり続けるトリチウムなどを含む水について東京電力は国の検討の結果、海か大気中に放出して処分することが決まった場合の手順の素案を24日公表し、新たな設備の設置などの準備に2年から2年半の期間がかかるとの見通しを示しました。 トリチウムなどの放射性物質を含む水の処分方法について国の小委員会は先月、海か大気中に放出する案が現実的だとする報告書を政府に提出していて、今後、政府の最終決定の前に地元関係者などの意見を聞く会が開かれる予定です。 東京電力は24日、海か大気中への放出が決まった場合の手順の素案を公表し、新たな設備などの準備に2年から2年半の期間がかかるとの見通しを示しました。 海洋放出の場合は、トリチウムを含む水を薄めるための海水を取り込むポンプや配管、大気中に放出する場合は、蒸発させるためのボイラーなどが必要になるということです。 また、懸念される風評被害について