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inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 「今日はどのくらいでLIBORを提示するのか」 「これまでと同じ65だ」 「大きな取引がある。少し下げられないか」 「ああ、わかった」 英大手銀行のバークレイズをはじめ、欧米の金融機関でロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作が相次いで発覚する中、ついに三菱東京UFJ銀行でも火の手が上がり始めた。 冒頭のやりとりは、金融市場の動揺が続いていた2009年2月、ロンドン市内に本社を置く金融ブローカーの社員と、三菱UFJで円建て取引の金利を申告していた外国人行員の通話内容だ。 円LIBORの不正操作をにおわす通話記録を見つけたのは、英金融サービス機構(FSA)。英FSAは以前から、不正操作に関与した疑いで、この金融ブ
7月5日(ブルームバーグ):ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作をめぐるスキャンダルで英銀2位バークレイズの最高経営責任者(CEO)を追われたロバート・ダイアモンド氏は、他の金融機関が借り入れ能力について市場に誤った情報を与え、監督当局者も見て見ぬふりをしたと主張し、これらの当事者に非難の矛先を向けた。 バークレイズがLIBORを不正操作した問題で、過去最大の2億9000万ポンド(約361億円)の課徴金支払いに同意し、これを受けて議会証言を求められたダイアモンド氏は4日、ライバルの金融機関がLIBORを低めに報告しているとバークレイズが繰り返し警告したにもかかわらず、監督当局が行動を起こそうとしなかったことに失望したと語った。LIBOR操作の事実を突き止めるのになぜこれほど時間を要したのかとダイアモンド氏を問い詰める議員らの質問に反論した。 ダイアモンド氏(60)は3時間に及
日銀は9日、企業の海外進出を支援するドル資金の供給制度の実施日を当初の9月6日から延期すると発表した。貸出金利にロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を使っているため、LIBORの不正操作問題を受けた英国の改革論議を見極めたいとしている。国際的な指標金利であるLIBORの問題が、日銀の金融政策にも影響を及ぼしてきた。白川方明総裁は9日の記者会見で、LIBORの問題について「金融市場の公正性に対す
金利不正操作でNY地銀が提訴=邦銀含む16行相手取り 金利不正操作でNY地銀が提訴=邦銀含む16行相手取り 【ニューヨーク時事】国際的な短期金利指標のロンドン銀行間取引金利(LIBOR)をめぐる不正操作問題で、ニューヨーク州の地銀が、三菱東京UFJ銀行と農林中央金庫の邦銀2行を含む日米欧の金融機関16行を相手取り、ニューヨーク市の連邦地裁に損害賠償を求めて提訴していることが30日、分かった。 訴えられたのは、2007年8月から10年5月の期間にドル建てLIBOR設定に関し金利を申告していた全ての金融機関。原告はニューヨーク州やニュージャージー州に支店を持つバークシャー銀行で、集団訴訟にすることを目指している。企業向け融資や住宅ローンなどの貸出金利の基準となっているLIBORが実際よりも低く設定されたことで、金利収入が減ったとしている。(2012/07/30-23:09)
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