新しい会計基準や内部統制など経理や会計監査にかかわるニュースを集めます。「ページ内検索」や「記事カテゴリー」の機能も活用してください。 三菱重工、「スペースジェット」が生んだ新たなリスク(記事冒頭のみ) 三菱重工業が、「スペースジェット(旧MRJ)」の減損損失などで、2020年3月期の税引前利益が赤字見込みなのに、繰延税金資産を積み増す影響で最終損益は1000億円の黒字を見込んでいるのは、新たなリスク要因ではないかという記事。 「「適正な範囲であるとは言えるが、一度にこれだけの繰り延べ税金資産を計上するのは珍しい」。ある公認会計士は今回の三菱重工の業績修正について指摘する。三菱重工は20年3月期に繰り延べ税金資産を1780億円積み増す。 理由はこうだ。税務上の損失が発生すると、将来見通せる利益と相殺して、税の支払額を少なくできる。税負担の軽減が見込める金額を、会計ルールでは繰り延べ税金資産