銀行口座や携帯電話の申込書、保険金の請求書――。ビッグデータ時代になっても手書きの文書は世の中にあふれる。文字のデータ化は膨大な作業。これを日本企業から請け負うのが大連などの中国人だ。1万人以上の作業者が日本人よりも速く正確に業務をこなす。日本企業の競争力を下支えする"進化する人海戦力"の現場を歩いた。日本語の申込書・請求書・診断書…カタカタカタ――。テニスコート16面分もあるフロアに500
広東の地方都市で、「メイソウ」という日本のカタカナのロゴで知られる生活雑貨チェーンストア「名創優品」が次々とオープンして、話題になっている。10元均一をうたい文句に石鹸や洗剤、化粧品、女性が好きそうなちょっとおしゃれ、ちょっと上質っぽい品のいい小物がならんでいる。商標やロゴをみると、ユニクロに似ているようでもあるし、自然派のシンプルで上質な生活をうたい文句にしているのをみると、無印良品に似ているようでもあるし、10元均一の販売方式はダイソーのようでもある。広告には、イケアの商品とそっくりのインテリアの写真も。 何より特徴的なのは、宣伝のフレーズやロゴなどに見られる「へんな日本語」。商品名も裏にある原材料表示もへんな日本語が印刷されており、その上に中国語訳のシールが貼ってあるのでいかにも、メードインジャパンを輸入したような体裁になっている。三宅順也氏という日本のデザイナーが「ブランド創始者」
年の瀬も迫った12月19日の早朝5時半頃、「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の社長が京都市山科区にある本社前の従業員駐車場で射殺された。凶器は小型の自動式拳銃で、至近距離から心臓に近い部分に4発の銃弾が撃ち込まれたという。資本金81億6600万円、売上高約744億円で、従業員約2000人を擁する東証1部上場企業の社長が銃で射殺されるとは、世界一銃規制が厳しいとされる日本も危険な国になったと言わざるを得ない。犯人の早期逮捕を切望するものだが、それにしても1部上場企業である王将フードサービスが警備会社と警備サービスの契約すら締結していなかったということは驚きの事実であった。 一部の富豪に富が集中 ところで、中国でも2013年9月13日に、中国国内最大で、世界第5位の飲料メーカー“杭州娃哈哈集団(ワハハ集団)”の“董事長(取締役会長)”である“宗慶后”(68歳)が、早朝に自宅付近でワ
北京に来ている。友人が何を食べたいか?というので、北京で最近オープンした美味しい店はどこか、と聞いたら日式とんかつの「さぼてん」だという。反日ブームで日本料理店はどこもそれなりに影響を受けているそうだが、「さぼてん」は別だそうだ。「美味しいし、ごはんやキャベツ、漬け物、みそ汁などがお代わりし放題でお得感があり、夜でも並んでいる」と。あと、店員のサービスが上品で心地いいそうだ。確かに中国版食べログ「大衆点評」を見てもなかなか評価が高い。 実は中国の飲食サービスというのは、上海や北京のような国際都市であってもさほどレベルは高くない。香港、台湾資本の飲食店はかなりいいが、いわゆる民族資本の飲食サービス産業で、「すばらしい」と評価されるのは、四川省成都市から始まった「海底捞(ハイディーラオ)」ぐらい。 中国に行ったことがある方ならご存知と思うが、海底捞とは「変態」と形容されるほど行きすぎ感があるサ
「中国本土人は日本製品ボイコットを叫んでも、「ヤクルト」を飲まないわけにはいかない」 というなんともステキなタイトルの記事をボイスオブアメリカ中国語版が配信している。 記事の元になっているのはブルームバーグの記事「ヤクルト、中印で市場拡大 規制なく宣伝自由、健康効果アピール」。日本語版はサンケイビズに掲載されている。 効能の宣伝が厳しく規制されている欧州と異なり、アジアではもうちょっと攻めた表現での広告が可能だという。例えば中国では「免疫調整と腸内環境改善を助ける」、台湾では「善玉菌」を増やすとの表現が可能だ。なのでアジアの乳酸菌製品市場は潜在力がある、ダノンのヤクルト株買い増しはどうなるといった話に展開している。 もっともブルームバーグの記事では中国のクレイジーぶりは伝わらない。中国のヤクルト信仰は免疫調整うんぬんというレベルをはるかに超えたもの。ダイエット、美白、豊胸、角質除去、がん予
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