節電強化:背後に国の意向、ＪＲは間引き運転検討－ 毎日ｊｐ(毎日新聞)九州電力が６日、今夏に１０％以上の節電を求める時間帯拡大を決め、ＪＲ九州なども間引き運転などの検討に入った。１０％以上節電は日中に限り、鉄道会社には数値目標を設けないとしていた発表からわずか半月あまり。この間、電力需給の見通しに変化はないのに、なぜ節電強化なのか。背後で国の意向が動いていた。「原発再稼働を進めるため電力不足の危機感をあおっているのでは」と疑う声も出ている。 「節電の必要性を十分に説明していない」。九電は先月１８日、節電要請の内容を発表したが、国土交通省幹部は手ぬるさにいら立ちを覚えていた。 九電の発表では７月２日〜９月７日の平日、午前９時から午後８時までの節電を１１年夏並みとし、ピーク時の午後１〜５時に限り１０年夏比１０％以上の節電要請を決定。鉄道会社には数値目標を設けないとしていた。 だが国交省は九電発表と同日、九州の鉄道各社に正午から午後３時までの１０％節電を求める通達
