【北京=大越匡洋】中国の習近平指導部は2014年の経済政策運営の重点分野に地方政府債務の抑制を掲げ、財政や金融に広がりかねないリスクの防止を強く意識している。現在は原則禁じている地方債の発行を部分的に認めて「隠れ借金」を減らし、地方財政の透明化を進める方針だ。ただ地方政府は慢性的な財源不足にあり、債務抑制の道のりは険しい。習指導部が特に重視しているのは、地方政府傘下の融資平台を通じた「隠れ借金
12月16日、中国国家統計局は、四川省塩亭県の統計当局が組織的に鉱工業生産の数値をねつ造していたことが調査の結果判明したと発表した。写真は人民元紙幣。北京で11月撮影(2013年 ロイター/Jason Lee) [北京 16日 ロイター] -中国の経済指標の信憑性に対する懸念が出るなか、中国国家統計局は16日、四川省塩亭県の統計当局が組織的に鉱工業生産の数値をねつ造していたことが調査の結果判明したと発表した。 統計局は声明で「データ収集の監督において責任の放棄があった。担当者には統計に関する法律の知識がなく、塩亭県の統計当局者は監査を拒否し、証拠を隠滅した」とした。ねつ造や証拠隠滅に関わった担当者には、口頭と書面で警告したとしている。
■特供生活は止められない■ ■特供とカドミウム米 特別提供品、略して「特供」とは政府や国家機関のご用達を意味します。日本の皇室ご用達同様、普通に宣伝文句にも使われていたりもするのですが、そうした表向きの特供とは一味違う、隠された特供も存在します。それが秘密農場。食品問題が取りざたされる中国においても、偉い人は安全安心無農薬の食品を食べられるという次第です。 2011年の記事「中国で一番安全でおいしい野菜!極秘の共産党幹部専用農場は実在した―中国コラム」「<続報>【中国食品】政府高官専用の「安全農園」があった=潜入取材でスクープ―中国」で詳しく紹介しました。 あれから2年、中国の食品問題は今なお問題山積です。今年話題となったのがカドミウム米問題。福島香織さんの記事「痛々しいカドミウム汚染現場で途方に暮れる」がよくまとまっています。 問題発覚後、広東省ではサンプル検査を続けるなど対策をとってい
先日、あるジャーナリストに誘われて会食に出席した。そこには著名な時事雑誌の編集長と、ジャーナリストからスポーツグッズ企業の広報に転職し、現在はその企業の副社長という40代、さらに彼らの大先輩に当たる60代の某政府系メディアの論説員が同席した。誘ってくれたジャーナリスト氏もどちらかというと政府系メディアの人なので、無理のない顔ぶれだが、あまり政府系メディア、それもご重鎮のレベルとはご一緒することのないわたしは、ちょっと緊張した。 とはいえ、集まった人たちは昔からの知り合いらしく、あの話この話と、そこにいる異邦人のことを気にするでもなく、持ち込んだ白酒(シロザケ、ではなく、中国北方人が好んで飲むアルコール度40度以上のお酒のこと)を分けあい、賑やかに飲み、食い、語り合っていた。そのほとんどが「誰がどうした、彼がどうした」的な業界話だったのだが、興味深かったのは話題が進むうちにスポーツグッズ企業
(2013年6月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 世界最大のソーラーパネルメーカーになった尚徳電力(サンテックパワー)は今春、会社更生法の適用を申請した〔AFPBB News〕 中国第5位の富豪になった2006年ごろ、施正栄(シ・ジェンロン)氏は「太陽王」の異名を取った。それからわずか3年で、同氏の尚徳電力(サンテックパワー)はニューヨーク証券取引所に上場する世界最大の太陽光パネルメーカーに成長した。 その年間生産量は、エネルギーを大量に消費する米国の家庭100万世帯の電力を賄えるほど多かった。 苦しい状況にあった米国やドイツの製造業者にとって、サンテックは誰にも止められない巨大な勢力の一部だった。市場に安値攻勢をかけ、圧倒的に安い製品を世界中に大量供給し、同業他社を脱落させる勢力だ。 実際、欧州委員会は現在、欧州域内で製造原価を下回る価格で太陽光パネルを販売しているとされる中国メ
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中国で、不正な金を基に財産や家族を海外に移している官僚の問題について、共産党員の汚職調査などを担当する部門のトップが、抜き打ち検査など取り締まりを強化する方針を発表した。 国営・新華社によると、汚職調査などを担当する党中央規律検査委員会のトップ・王岐山氏は25日に行われた会議で、官僚の監督を強化する方針を発表した。汚職などで得た不正な金を基に家族を海外に移し、自らも海外に逃れる準備をする「裸官」と呼ばれる官僚についても言及し、抜き打ち検査などで厳しく取り締まるとしている。 去年一年間に規律違反や違法行為で処分を受けた党員や官僚は、公表されているだけで約16万人に上り、高まる市民の批判を背景に、来月スタートする習近平体制が腐敗撲滅の強化を打ち出した形。
(CNN) 中国地元メディアは7日までに、中国南部広東省の警察幹部が偽造身分証明書を使って広東省で192棟もの住宅を購入していたことが分かったと伝えた。疑惑の発覚後、この幹部は解任された。中国では、不動産価格の高騰に便乗した汚職や不正蓄財が相次いで発覚し、ソーシャルメディアなどで怒りの声が高まっている。 地元メディアの報道によると、同省陸豊市の警察幹部は、偽造した身分証明書を使って不動産を取得したとして、地元の実業家に告発された。本人も2種類の身分証明書を持っていたことは認めたが、住宅192棟の保有については否定。物件は弟のために管理していたと主張しているという。 この幹部は中国共産党の地方委員も務めていたとされ、新華社通信は当局者の話として、偽造身分証明書は失効させ、身分は剥奪(はくだつ)されたと伝えている。 中国のツイッターに当たるソーシャルメディアの「新浪微博」でもこの事件に対する批
[北京 26日 ロイターBREAKINGVIEWS] 1つの問題が片付くと、また別の問題が出てくる───。中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が重慶市の元トップ薄熙来氏を全人代から追放した26日、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は温家宝首相一族に27億ドル(約2150億円)もの巨額蓄財があると報道した。 10月23日、米紙ニューヨーク・タイムズによる温家宝首相一族に巨額蓄財があるとの報道は、温首相が格差是正を訴えていただけに衝撃的だったが、想定外の出来事という訳ではなく、投資家の計算を大きく狂わせるものにはならないだろう。写真は9月撮影(2012年 ロイター/Jason Lee) 温首相は貧富格差の是正を訴えていた人物だっただけに、この報道は衝撃的だった。しかし、想定外の出来事という訳ではなく、投資家の計算を大きく狂わせるものにはならないだろう。 中国共産党の指導部交代まで2週間
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