日本睡眠学会は6月5日、サマータイム制の導入に反対する声明(PDF)を発表しました。反対理由を要約すると: サマータイム制は睡眠や生体リズムに対する影響を通じて、健康に悪影響を与える可能性がある。 サマータイム制における時刻変更時に交通事故の増加が報告されている。 サマータイム制は必ずしも省エネにはならない。むしろ、医療費の増加や経済的損失など“増エネ”になる。 サマータイム制は光熱費等のエネルギー消費(出費)を、結果として企業から個人(家庭)に一部移行させる制度であり、家計を圧迫する。 韓国・中国・香港は、かつて制度を導入したが、現在は廃止している。仏・露でも制度に対する根強い反対運動がある。 予想される睡眠問題についての認識や議論も深まっておらず、同学会はサマータイム制度の導入に反対するとしています。