22年目の3月20日を迎えた。 あの日に起きた地下鉄サリン事件によって、13人が死亡、6000人以上がサリン中毒となった。中には重症に陥り、今も重篤な後遺症に苦しむ被害者もいる。 さらに甚大な被害の可能性も……これだけでも、十分に重大で深刻な事件だが、実はこれよりはるかに甚大な被害が発生していた可能性もあった。 それを防ぐのに、「サリン残留物を検出 山梨の山ろく『松本事件』直後 関連解明急ぐ 長野・山梨県警合同で」と題する1995年1月1日付読売新聞の記事が果たした役割は大きい。記事は、教団の名前は出さないものの、前年に起きた松本サリン事件を捜査している警察が、オウム真理教の関与を疑っていることを報じていた。 1995年1月1日付読売新聞一面のスクープ記事この報道にオウムは慌てふためき、ストックしてあったサリンをすべて処分した。その作業に当たった土谷正実と中川智正は、中毒症状を呈して治療を
地下鉄サリン事件の殺人などの疑いで特別手配されていたオウム真理教の高橋克也容疑者が、きょう、逮捕されました。これで、特別手配されていた3人がすべて逮捕され、オウム真理教の事件の捜査は大きな節目を迎えました。 無差別テロなどで社会に衝撃を与えたオウム真理教の事件でしたが、特別手配から全員の逮捕まで17年間の年月を費やしました。一方で、いま問題なのは、事件のことを知らない若者たちの間でカルト集団への警戒心が薄らぐなど、社会の中で事件の教訓が忘れられようともしていることです。 今夜は、この事件が浮き彫りにした警察の捜査の問題点と、社会に残された課題について考えます。 高橋容疑者を含む3人は、17年前、平成7年に、地下鉄サリン事件の殺人などの疑いで特別手配されましたが、翌年以降、警察は3人の行方が全くわからなくなっていました。 捜査が進展したのは、去年の大晦日、平田信被告が警視庁に出頭したこ
あの朝、地下鉄でサリンを写した 忘れられない「地下鉄サリン事件」 「床にひろがる凶器」…1995年3月20日午前8時40分、東京都千代田区営団地下鉄霞ヶ関駅で 「警視庁鑑識課のSです。本日写真をいただきました。ありがとうございます。しかし、良く撮れていますね。あなたは、こんなに近くで写して、身体は本当に大丈夫ですか。私は、昨日やっと医者から完治の診断書をもらいました。同僚の言うには倒れた当初、本当に死にそうだったそうです。危ないところでした。何はともあれ、助かって良かったです。この写真が、在りし日の姿なんて言われずに済みました。家宝にします。ありがとうございました」。 平成7年5月29日。警視庁刑事部鑑識課S警部(当時)からお礼の電話。4月から職場に復帰しているという。大事に至らなくてよかった。この人が写真の鑑識課員である。彼のおかげで、撒かれた薬品が生命に危険を及ぼすことを認識し、助かっ
阿曽山大噴火コラム「裁判Showに行こう」 コラムトップ バックナンバー 天の声聞く福永法源、裁判長の声も聞けよ 先週は東京地裁の食堂が力入ってたなぁ。定食頼むと味噌汁がついてくるんだけど、先週の火曜日と水曜日(11月28、29日)は味噌汁の替わりにカニ汁がついてきたんですよ。さらに、先週金曜日(12月1日)は、何かを注文した人は果物食べ放題のフルーツバイキングなんかやってたからね。ライバル店が多数あるわけじゃないのにサービス精神旺盛すぎるよ。 今回は12月1日に東京地裁で行われた福永輝義被告人と前沢あけみ被告人の判決公判の話。罪名は詐欺。 事件はマスコミでも大々的に取り上げられたから、ご存知の人が多いでしょう。宗教法人「法の華三法行」の教祖であった福永法源が足裏診断と称する個人面談で信者の不安をあおり多額の金銭をだまし取ったとして、00年に教団関係者が逮捕された。05年、東京
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