日本文学者で、「スッキリ」などテレビ番組のコメンテーターとしてもお馴染みのロバート キャンベル。18年8月に国会議員の性指向は「趣味のようなもの」という発言に反論し、20年近く同性のパートナーと連れ添っていることを公表した。 そんな彼が、カミングアウト後に実感した日本の違和感を明かす。 自身もトランスジェンダーで、今年15万人を動員した日本最大のLGBTプライドパレードを運営するNPO法人・東京レインボープライドの共同代表理事を務める杉山文野との対談連載後編。 これまで自分の性指向はゆるく周りにだけ伝えてきた 杉山:ロバートさんは8月にメディアでカミングアウトしましたが、それまでも知人にはご自身のセクシュアリティのことをオープンにしていたそうですね。 なぜ、いま改めて公に告白したのでしょうか。彼らに口外しないよう注意したこともなかったそうですね。 キャンベル:日本は奥ゆかしいというか、人の