70歳になっても、今と同じような感覚で活動していたい EP”光”で聴かれるようなスタイルは、まさにPolarisのオリジナリティであり、魅力の1つである。しかし、20年の活動期間のなかでリリースされた楽曲を紐解いていくと、当然のことながらその内容は多彩。いったい、バンドの中心メンバーであるオオヤユウスケは、どういった音楽をスタンダードとしながらPolarisの独創的なサウンドを生み出しているのか。彼の音楽遍歴について聞いた。 — この特集はLeeの『101』にちなんで”スタンダード”をテーマにしているのですが、オオヤさんにとってのスタンダードな音楽とはどういうものですか? 以前、「音楽の聴き方が雑食的」と答えているのを見たことがあるのですが……。 オオヤ:すごく難しいですねぇ……。本当に雑食的なので……というのも自分は、例えば「The Beatles(ザ・ビートルズ)が好きで音楽を始めまし