文科省は3月20日、第4次「子供の読書活動推進に関する基本的な計画」の原案を公開、パブリックコメントの募集を開始した。同計画は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」の基づき、2018年度から22年度の5年間の基本方針と具体的方策を明らかにするもの。 第3次基本計画期間では、いずれの世代においても不読率(1カ月に1冊も本を読まない子供の割合)は目標とした進度での改善が見られなかった。 これを受けて、第4次計画では、以下の3点をポイントに改正した。 (1)読書習慣の形成に向けて発達段階ごとの効果的な取組を推進 (2)友人同士で本を薦め合うなど、読書への関心を高める取り組みを充実 (3)情報環境の変化が子供の読書環境に与える影響に関する実態把握・分析 具体的な方策を見ると、(1)(2)は、乳幼児期、小学生期、中学生期、高校生期に合わせて、家庭、学校、地域での読書活動を推進する。小・中・高校での
おすすめの本を紹介し合って競う「ビブリオバトル」とはいったいどんなものなのか、読書の世界をどんなふうに変えてくれるのか、歌人の穂村弘さんとビブリオバトル普及委員会代表の岡野裕行さんに語り合ってもらった。 ●「ビブリオバトル」ってどんなもの? ――お二人は初対面ですか。 岡野 はい。穂村さんのご本はよく読ませていただいています。 穂村 何年か前から「ビブリオバトル」という言葉を耳にしてはいましたが、実際には見たことがなくて、今日はどういうものなのか教えていただけるというので、すごく楽しみです。 ――では、まず、ビブリオバトルとはどういうものなのか、岡野さんからご紹介いただけませんか。 岡野 ビブリオバトルは、一言でいうと、みんなでおすすめの本を紹介し合うコミュニケーションゲームです。知的書評合戦という言い方もしています。ルールは簡単で、発表参加者が読んでおもしろいと思った本を持って集まり、順
最近、本が売れないという話や、若者の活字離れを憂うといった話をよく耳にします。 しかし、ちょっとしたきっかけがあって読書の楽しさを知りさえすれば、読書をする人はもっと増えていくのではないかと以前より思っていました。 どうしたら「読書体験」を得ることができるようになるのか、第19回図書館総合展で、そうした話題に通じる2つのフォーラムに参加しましたので、あらためて「読書」、「読書体験」について自分なりに考えてみました。 読書体験を伝えるための「パターンランゲージ」 ひとつめのフォーラムは、慶応義塾大学×有隣堂による「『Life with Reading』~読書のコツや楽しみ方を伝える27個のことば」です。 フォーラム名 第19回図書館総合展 慶應義塾大学×有隣堂 「『Life with Reading』~読書のコツや楽しみ方を伝える27個のことば」 2017年11月9日 13:00-14:30
●ビブリオバトル・シンポジウム2017 テーマ 教育におけるビブリオバトルの活用を考える:社会教育・学校教育・地域社会 1.基調講演 →発表スライド:岡野(2017年11月7日公開,11月11日修正) 2.パネルディスカッション →発表スライド:坪内(2017年11月11日公開) ※ほかの3名のパネリストの発表スライドはウェブでの公開はいたしません。 ●Bibliobattle of the Year 2017 大賞授賞式(同日開催) 日時:2017年11月7日(火)13時00分~13時30分 場所:パシフィコ横浜(〒980-0821 横浜市西区みなとみらい1-1-1) 図書館総合展スピーカーズコーナーにて 内容:大賞授賞式及び受賞スピーチ ---------------------------------------- ○ビブリオバトル・シンポジウム懇親会(事前申し込み制です) 場
「すべての州の教育局長にお越し頂け、心から光栄です」 いつもとぼけ顔の上司ジェームスが、緊張の面持ちで喋っている。 これから、ソロモンに9つある州の教育局長、キリスト教各宗派の教育関係者、教育省職員など、約50人が一堂に会する全国教育局会議(National Education Authority Conference)が、5日間にわたって行われるのだ。 全国教育局会議は、年に一度どこかの州で開かれる、教育局幹部によるミーティングである。 教育局は各地の学校を管轄する部署なので、この会議ではソロモン中の学校の課題や取り組みが共有されることになる。 この会議はいわばサミットのようなもので、投票で選ばれた開催地は、期間中おもてなしに文化紹介に、町を挙げて盛り上がる。 そして、この2017年の開催地となったのが、僕の任地イザベル州ブアラなのだ。 セレモニーの入念なリハーサル、女性陣によるゲストの
フジロックフェスティバルのオリジナリティーのひとつに、「不便さ」がある。フジロックを主催するSMASHの日高正博氏も、これまでメディアで「不便が大切なんだ」と公言してきた。1997年に富士山の天神山で初年度を迎えたフジロックは、翌年、豊洲に会場を移したものの(主催者は「あれはフェスではなくイベントだった」と振り返る)、99年からは苗場に定着。都会から離れた場所に位置する、天候がすべてを左右する完全な野外で、そして移動距離も半端ない広大な敷地の中で例年200組ほどの到底観きれない数のアーティストが同時多発的にステージを繰り広げる。そんな環境が、フジロックだ。 こうした「不便さ」というステップを積極的に取り入れることは、現代日本の一般的な価値観とあまりにも違うことに興味を持たざるを得ない。そして同時に、単なる興行のためのノウハウのポイントというよりも、この時代において、もしくは未来に向けて、「
「今日のゲームは楽しかった?」 「Yes!!」 生徒たちの声がホールに響く。 僕はガガオロ小学校でステージに立っていた。 この学校でビブリオバトルをするのは2度目だ。 去年もそうだったけど、ここでやるゲームの雰囲気はとてもいい。 質問する生徒も答える生徒も楽しそうなので、司会の僕も嬉しくなる。 僕にしたって、前に来た時より進行の腕を磨いている。 ソロモンでビブリオバトルを始めておよそ1年、もはや子どもたちの視線を浴びても緊張しないし、日本の童謡で場を和らげる余裕だってある。 でも、この学校でゲームが行われたのもこれで2度目。 僕のいないところでは、一度もビブリオバトルは開催されなかったのだ。 僕がソロモンでビブリオバトルをしているのは、子どもたちの本に触れる機会を増やし、読書する習慣を身につけてもらうためだ。 そのためには、それぞれの学校で継続的に実施してもらう必要がある。 僕が来た一回の
童貞が童貞におすすめしたい“童貞文学”をプレゼンし、No.1童貞文学を決める「童貞ビブリオバトル」を開催。白熱したイベントの模様をレポートします! 2017/03/16 世の中の男性は、2つに大別することができます。そう、A.童貞である人間と、B.童貞でない人間です。 童貞(A)は非童貞(B)になることはできても、非童貞(B)は童貞(A)にはなれません。両者の関係は不可逆です。 童貞を卒業された方は、自分がかつて童貞であったときの気持ちなどとうに忘れ、さも、生まれたときから非童貞であったような顔をして生きていらっしゃることと思います。 しかし、本当にそれでいいのでしょうか? 人は時々、引き出しの奥にしまった大切なアルバムを見返すように、童貞だったあの頃の気持ちを思い出し、初心に帰る必要があるとは思いませんか? そうだ。童貞を集めて、「ビブリオバトル」を開こう 忘れてしまったかつての記憶を思
本を通して、地域のコミュニケーションを活発にする動きが住民発で広がっています。2月18日には横浜市青葉区で、19日には旭区でそれぞれ「本」をきっかけに地域のつながりを生み出すイベントが区民発で開催されます。 【青葉区:書評合戦通じコミュニティをつくる】 青葉区では、2016年度「青葉区区民企画運営講座」として「連続講座・楽しいあおばビブリオバトル」が2017年1月から始まりました。この講座の一環として、2月18日13時30分から、山内地区センター集会ホールで「公開バトル!楽しいあおばビブリオバトル」が開催されます。 「ビブリオバトル」とは、立命館大学准教授の谷口忠大さんが発案した「知的書評合戦」。発表者がお勧めの本について5分で紹介し、次いで、観戦者が2〜3分で質問します。すべての発表終了後に、観戦者が「一番読んでみたくなった本」に投票し、最多得票が「チャンプ本」となるルールです。 本を通
Justine Manzano ~ Author Justine Manzano’s attempt to put all of the pieces together and make a writer! According to Bibliobattle’s official website, “Bibliobattle is a social book review game which was developed in the Graduate School of Informatics at Kyoto University in Japan.” The first and second American Bibliobattles took place at Kinokuniya NYC and I happened to be part of both of them. Be
受賞者決定のお知らせ 贈呈式 贈呈式のようすはこちらへ 平成28年9月29日 公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団 事務局 第10回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」 受賞者決定のお知らせ このたび、公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団主催の第10回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の選考会並びに選考顧問会が行われ、下記の学校・団体が受賞と決定いたしましたので、ここにご案内申し上げます。 ■第10回高橋松之助記念 朝の読書大賞(賞状及び副賞30万円) 七尾市立天神山小学校(石川県七尾市) 横手市立横手南中学校(秋田県横手市) 富山県立富山いずみ高等学校(富山県富山市) ■第10回高橋松之助記念 文字・活字文化推進大賞(賞状及び副賞30万円) K-mix 静岡エフエム放送(静岡県浜松市) 第10回高橋松之助記念 文字・活字文化推進大賞 特別賞 ビ
2017年度「谷口忠大のビブリオバトル全国行脚」 (ビブリオバトル発案10周年 記念事業,ビブリオバトル協会 設立記念事業) 「人を通して本を知る,本を通して人を知る」のキャッチフレーズで知られ日本全国で愛好されるビブリオバトルの 更なる普及と活用法を知ってもらうために発案者の谷口忠大が2017年度,日本全都道府県をその足で回ります! 本日11月1日より第一期(実施期間2017年4月1日~6月30日)の応募をスタートいたします! 全国行脚専用サイト http://angya17.bibliobattle.jp/home ビブリオバトルは2007年初夏に京都で生まれ,2017年で10周年を迎えます。 また,2010年に生まれ,普及活動の中核を担ってきた,ビブリオバトル普及委員会は, その運営母体として新たにビブリオバトル協会を設立(※2016年中に設立完了予定),更なる飛躍を目指しています。
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