男女平等の国として知られるフィンランド。世界経済フォーラム(WEF)が2016 年に発表した男女平等指数のランキングによると第2位で、世界でもトップクラスの男女平等が実現しているといえる。一方、日本は政府が「すべての女性が輝く社会づくり」を掲げるが、144カ国中111位と、前年の101位からさらに後退していた。 ハフポスト日本版は、このほど来日したフィンランド男女平等会議(TANE)の議長、サリ・ラーッシナ博士にインタビューした。ラーッシナ博士はガン医療の専門医で、2015年からは議員に選出。政治家として多忙な毎日を送りながら、3人の子育てをしている母親でもある。男女平等の社会を築くにはどうしたらよいのか。100年以上かけて、フィンランドが目指してきた男女平等の社会を支える仕組みについて聞いた。