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『群書類従』噺のその2です。 (1) おいたち:『群書類従』はどういう経緯で誕生したのか ★(2) 評価: 『群書類従』って実際すげえのかどうか (3) JK: 『群書類従』がJapanKnowledgeに入ったら何が起こるのか たしかに当時としては類を見ない画期的な偉業だったかもしれないけど、我々から見て、現代的な視点で、どんだけ”つかえる”んだと。どう評価していいのかと。 実際「群書類従・・・え、どう使うの、ていうか使えるの?」的な評価はどこまで妥当なのか、と。 まず、そもそも何が収録されてるのかというところからですが。 『群書類従』は、正編で約1300著作、続編で約2100著作が含まれてます、あわせて3400。 一応「古代から近世初期まで」をカバーとなってますけど、平安時代が30%&鎌倉室町で65%といいますから、実際はほぼ「平安・中世」という理解でいいんだと思います、そのころの
Web版群書類従セミナー「『群書類従』を探る : 江戸のオープン・アーカイブからジャパンナレッジへ」201410Read less
『群書類従』がweb版になって、JapanKnowledgeに搭載されて、全文検索できるようになったそうです。 http://japanknowledge.com/contents/gunshoruiju/index.html これって結構なニュースだと思うんですけど、で、それをきっかけにして「web版群書類従セミナー」なるものをやるから、なんかしゃべってくれ、って依頼されたんです。 でもなあ、『群書類従』ってふだん言うほど使うわけでもないし、専門分野でもないからあんま詳しいこと知らんしなあ、とかうねうね思いながら、そもそも『群書類従』ってなんだっけ?ていうのをひととおり勉強してみたんです。 そしたら、とんでもない! 何このスーパー&ハイパーミラクルアンビリーバブルなメガプロジェクトは! ていうような興奮の中でひと夏が過ぎてっちゃった感じになったので、じゃあ何がどうすげえのかっていうのを、
7月上旬刊行予定です。 和田敦彦『読書の歴史を問う 書物と読者の近代』(笠間書院) An Inquiry into The History of Reading: Readers and Print Culture in Modern Japan ISBN978-4-305-70736-9 C0000 A5判・並製・カバー装・288頁 定価:本体1,900円(税別) 読者、読書の歴史をどうやって調べ、学んでいけばいいか。 何のためにそれを学び、そこからどういうことが分かるのか。 読書の歴史についての学び方、調べ方を考える書。 書物の出版、検閲、流通、保存は、読者の歴史とどうかかわってきたのだろうか。 「昔」の読書を探ると、「今」が見えてくる。 現在とは異なる時間、異なる場所の、読者や読書の魅力をも伝える書。 【書物が読者にたどりつき、読まれていくプロセスに関心を向け、その歴史をとらえていく
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