マンガ『夜明けの図書館』の作者・埜納タオさんインタビュー 2011年10月に刊行された『夜明けの図書館』は公共図書館でのレファレンスサービスをテーマにしたマンガである。3年間の就職浪人を経て「暁月市立図書館」に採用された新米司書「ひなこ」が,利用者の様々な「知りたい」に対する手助けを通じて成長していく姿が,市役所から転属してきた同僚「大野」等の登場人物とともに描かれている。この作品について作者の埜納(ののう)タオさんにお話を伺った。 ●『夜明けの図書館』というタイトルの由来について教えてください。 図書館を舞台にしたマンガというのを明確に打ち出したかったので「図書館」というワードは必ず入れたいと考えていました。「夜明け」と付けたのは,マンガの舞台となっている架空の市の名前「暁月市」にちなんでいます。「明けない夜はない」というように,たとえ難題のレファレンスにぶつかっても,なんらかの回答を見