1972年に月面に着陸したアポロ17号で船長を務め、「月を歩いた最後の人」として知られるアメリカの元宇宙飛行士、ユージン・サーナンさんが16日、アメリカ南部テキサス州の病院で亡くなりました。82歳でした。 そして1969年に、アポロ10号のパイロットを務めて月に接近し、1972年12月には、アポロ17号の船長として月面に降り立ち、クレーターや山脈などの探査を行いました。 この時、サーナンさんは最後に月面を離れて宇宙船に戻り、その後45年経った今でも、誰も月面に降り立っていないことから「月を歩いた最後の人」として知られていました。 NASAによりますと、サーナンさんは健康状態が悪く、16日にテキサス州の病院で家族に見守られながら亡くなったということです。サーナンさんの家族は「最後まで宇宙探査に情熱を持ち続け、自分が月を歩いた“最後の人”のままにならないよう、若者たちを励ましていた」と話してい