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ブックマーク / juangotoh.hatenablog.com (8)

  • 古よりのMacintosh批判への答え - 仮想と現実

    north.thco.mp この記事、気持ちとしてはなるほどなあとは思うのだ。Macは伝統的に「オシャレ」で「カッコよく」「コンピューターの理想」で「使わないやつは馬鹿」みたいな傲慢さを醸し出していた。ついでに高価なので使う人を単純に値段で選別していた。しかし、実際のところ、そんなにMacユーザーがDOSやWindowsのユーザーをいちいち小馬鹿にしたりしてはいなかったし、CMでもMac以外をdisることはなかった。いやラーメンズのCMとかあったじゃんと思うでしょ。あれもうすっかりMacの優位性失われた後のもので、むしろMacユーザー側が「うわ、かっこ悪いからやめてほしいなあ」と思ったものだ。少なくとも日テレビMacのCMなんて、キャノン販売が代理店やってた時代の、観音の絵のやつとか、なにひとつ優位性を語るどころか、意味すらわからないぼんやりファッショナブルなものがごく少数あっただけ

    古よりのMacintosh批判への答え - 仮想と現実
  • R800というCPU - 仮想と現実

    MSX turbo Rに採用されたR800というCPUは、Z80互換で10倍速と言われた、当時のMSXユーザーにとっては夢のようなCPUであった。考えてほしい、今使っているあなたのパソコン、10倍速くなりますと言われてワクワクしないユーザーがいるだろうか。実際は画面描画用のVDPが前世代のままで、画面表示にウェイトがかかりまくったので、TurboRであらゆるソフトが10倍速く動いたわけではなかったのだけど。 もともと、Z80というCPUは、8ビット時代においてやたら高機能なCPUだった。BCDによる十進数計算をサポートし、大量のメモリ領域を1命令で転送するブロック転送なんてのも機械語に入ってたくらいである。そんな複雑で高機能なCPUなので、クロックあたりの速度はそれほと高くなかった。大概の命令に4クロックくらいかかるし。Apple IIやCommodore 64が採用していた6502と比べ

    R800というCPU - 仮想と現実
  • エミュレーション型レトロゲーム/パソコン互換機 - 仮想と現実

    www.gizmodo.jp 任天堂クラシックミニ シリーズみたいに、懐かしいコモドール64をミニサイズで再現したもの。やはりゲームソフトをあらかじめ内蔵して、基的にはそれを遊ぶようにできている模様(名前に因んでか、64種類のゲームが内蔵されている)。 このTHE C64 MINI のハードウェア構成は今のところ公開されていないが、おそらく任天堂クラシックと同様、ARMアーキテクチャのSoCでLinuxカーネルを走らせ、その上でコモドール64のエミュレーターを動かす形式だろう。 以前ディスカウントショップやオークションで流れていた中国製ファミコン互換機は、CPUとPPUを1チップ化して小型化してはいても、基ファミコンの回路を互換性を持つ形で再現していた。2006年に発売された1チップMSXの場合、FPGAMSX互換ハードウェアを組んでいた。この時代にもパソコン上でファミコンやMSX

    エミュレーション型レトロゲーム/パソコン互換機 - 仮想と現実
    nezuku
    nezuku 2018/04/19
    国産PCアーキテクチャのミニ版といわずともソフトウェア資産等が活かせる仕組み広がるといいよね
  • パソコンにおける80系 VS 68系の時代 - 仮想と現実

    1974年に、Intelの8080とモトローラの6800という8ビットCPUが登場した。8080が、電卓用4ビットCPU 、4004から8008を経て進化したのに対し、6800はミニコンのアーキテクチャ(DEC PDP-11をモデルにしたといわれている)を縮小して設計されたらしい。つまり8080は電卓が進化したCPU。6800はミニコンが退化したCPUといえる。Intel 8080とその後継アーキテクチャを80系、モトローラ6800とその後継アーキテクチャを68系と呼び、これらが戦いを繰り広げた時代があった。 特徴として、8080はレジスタが多めで、数値をいくつも代入してちゃっちゃと計算するのに向いていた。それに対し6800は直行性の高い命令で、一貫性の高いプログラムを作成するのに向いていた。誤解を恐れずいうなら、8080はとにかく実用性重視。6800は理念重視といえるのではないだろうか。

    パソコンにおける80系 VS 68系の時代 - 仮想と現実
  • 中世風ファンタジーで気になる白金貨 - 仮想と現実

    毎度「小説家になろう」等のWeb小説ネタなのだが、これも一つのテンプレなのだろうけど、Web小説の中世風「剣と魔法の世界」において、大概の場合貨幣は銅貨、銀貨、金貨、白金貨が設定されている。金貨の価値は現代の日円にして10万円程度とされていることが多いが、金貨の上に白金貨という貨幣があり、一枚で100万円とかそれ以上の価値を持つことになっている。作品によっては金貨の上が大金貨、その上が白金貨というパターンもあり、その場合白金貨の価値は1000万円以上。通常取引に使われることはなく、大規模な不動産取引などでまれに使われるくらいのレアな貨幣になっている。 なぜそんな高額貨幣があるのかといえば、主人公は大概すごい戦闘力を持っていてそうそう狩れないドラゴンなどの上位モンスターを狩りまくったり、現代知識を生かした商品開発(リバーシなど)が大ヒットしてすごいお金を儲ける事になるためだと思うのだけど、

    中世風ファンタジーで気になる白金貨 - 仮想と現実
  • OSX以前のMacにおけるUNIX - 仮想と現実

    スティーブ・ジョブズが帰ってきてMacOS Xが登場するずっと前から、MacでUNIXまたはUNIXっぽいものを動かす試みはあった。 A/UX Apple純正のUNIXである。System/V系にBSDの要素も足した結構しっかりしたシステムだった。一見MacOSの上にUNIX要素を足したように見えるが逆で、UNIXシステムの上にMacエミュレーション層を置いていた。ファイルシステムもMacのHFSではなくUFSで、その上でリソースフォークやメタデータを扱うために、AppleDoubleという方式が用いられた。 68kMac用で、FPUとPMMUを必要としたため、動かない機種も多かったらしい。大学などで使われた。 Mac MiNT Atari ST純正OS、TOSをマルチユーザーマルチタスクにしたMiNTというUNIX風OSを68kMacに移植したもの。Macの上で一つのアプリケーションとし

    OSX以前のMacにおけるUNIX - 仮想と現実
    nezuku
    nezuku 2016/10/25
  • MacOS Xの誕生はわりとゴタゴタしていた。 - 仮想と現実

    Appleは、初代Macintosh以来のOSを、極力互換性を損ねないように拡張していた。擬似マルチタスクの導入、仮想記憶のサポートと32ビットアドレスへの対応。このへんはDOSや初期のWindowsに比べても先進的でスマートだったと思う。しかし、Win32アプリがプリエンプティブに動くWindows95が喝采とともに登場した頃、Macはまだ擬似マルチタスクだったし、メモリプロテクションもなく、アプリケーションの不具合で容易にOSを巻き込んで爆弾を出していた。AppleはコードネームCopland、予定ではMacOS 8となるOSにおいて先進的OSへと脱皮することを試みた。マイクロカーネルのもとでメモリは保護され、プリエンプティブ・マルチタスクが実現し、オブジェクト指向の環境が実現するとされていた。UIも大きく発展するはずだった。しかもこれまでのOSと完全な互換性をもつとされていたのだ。

    MacOS Xの誕生はわりとゴタゴタしていた。 - 仮想と現実
    nezuku
    nezuku 2016/06/05
    この移行と模索のあいだプラットフォームの安定性を確立するまでが苦難の道だったと
  • センサーシフトをしゃぶりつくすPENTAXは面白すぎる - 仮想と現実

    カメラの手ブレ防止機能には、大きく分けてレンズを動かす方式と、イメージセンサーを動かす方式があります。後者の利点はボディ内で手ぶれ補正できるので、レンズの方に複雑な補正機構を入れなくても良いこと。レンズ交換式カメラなら、古い時代のレンズでもある程度補正が効いてしまいます。 PENTAXの一眼レフ等で使用されてるのはもちろんセンサーシフト方式。手ブレを検知してそれにあわせてセンサーを動かすことでブレを相殺します。で、まあそのためにセンサーを縦横に動かす機構を組み込んだわけですけど、「あれ?これ手ぶれ補正以外にも使えるんじゃね?」とばかりに、イメージセンサー表面に付着したホコリを、センサーの高速振動で叩き落とすというおまけ機能をつけます。ここからPENTAXの暴走が始まりました。 アストロトレーサー|GPS UNIT O-GPS1 | RICOH IMAGING 星空を撮影する際、長時間露光し

    センサーシフトをしゃぶりつくすPENTAXは面白すぎる - 仮想と現実
    nezuku
    nezuku 2016/06/02
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