DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 「刑務所にいるのを見たい」 ペロシ下院議長、発言の真意は トランプ大統領の司法妨害などの調査をめぐり、大統領と民主党の闘いが激化するなか、6月5日、ペロシ下院議長が党内の会合で、「大統領を弾劾することは望まない。彼が刑務所にいるのを見たい」と述べたという。下院議長といえば大統領、副大統領に次ぐ3番目に重要な地位にあり、しかも百戦錬磨の老練な政治家・ペロシ氏の発言だけに、その真意が注目されている。 民主党内では現在、「大統領の弾劾審問を始めるべきだ」との声がリベラル派の議員を中心に高まっている。しかし、ペロシ議長は共和党が多数派の上院では大統領を有罪にするだけの十分な票を確保できないなどを理由に、弾劾に向けて動こうとしていない。 ま