【セバストポリ(ウクライナ南部)=溝田拓士】ロシア通信は18日、ウクライナ南部クリミア自治共和国が4月から公式通貨をウクライナ・グリブナからロシア・ルーブルに切り替えると伝えた。 自治共和国のテミルガリエフ第1副首相の話として報じた。当初は2015年末までグリブナも使うとしていたが、「両通貨の併用は成立しない」(第1副首相)と方針を変更した。
(2014年2月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 2月24日、ほぼすべての主要経済大国がコメントを出し、ウクライナ向けのどんな支援策も国際通貨基金(IMF)の完全なプログラムを待たねばならないと述べた。 だが、そうした「スタンドバイ融資」は交渉に数カ月かかることがある。またIMFの高官らは、交渉が始まる前に新政権がしっかり発足していることを望む姿勢をはっきり打ち出していることから、5月の大統領選挙が終わるまで待つことになるかもしれない。 では、ウクライナはそれまで持つだろうか? アナリストらは半信半疑だ。また、今後1~2週間で米国とポーランドから2国間融資を求めると述べたウクライナ財務省の24日の声明は明らかに、それほど長く持つかどうか当局も確信が持てないことを示唆している。 急減する外貨準備、迫り来る債務返済期限 注視すべき重要指標の1つが、ウクライナの外貨準備高だ。もしウクライ
核開発問題を巡って欧米による経済制裁が強化されているイランでは、現地通貨の暴落に歯止めがかからず、市民の間に不安が広がっています。 核開発問題を巡って、欧米による経済制裁が強化されているイランでは、現地通貨リアルが、ここ数日、暴落して、33年前のイスラム革命以来の最安値を更新しています。 2日午前中には、市場の交換レートで、一時、1ドル=3万7000リアルを突破し、1週間前に比べて2割近く、去年の同じ時期と比べると、7割近くの下落となっています。 首都テヘランの両替所は、交換レートが不安定なことから、営業を停止する店も多く、テヘランの市民からは、「最悪な状況だ。通貨価値がどんどん下がってインフレが進んでいる」とか、「職も失ってしまい、将来が心配だ」など不安の声が上がっていました。 外交筋は、「欧米が制裁を強化し、さらに先月、カナダが、イランとの国交の凍結を発表するなど、欧米との対立が続くな
(英エコノミスト誌 2012年2月4日号) 自分の債権者を攻撃するのは奇妙な戦略だ。 世論調査によればフランスの次期大統領になるされているフランソワ・オランド氏は、来る選挙では金融が「真の敵」になると主張する。英国は先日、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の前CEO(最高経営責任者)からナイトの爵位を剥奪したばかりだ。 ニュート・ギングリッチ氏でさえ、プライベートエクイティ業界の「ハゲタカ資本主義者」を攻撃している。もしかしたら西側諸国は「対テロ戦争」に倣って、勝利をどう定義するのかが不透明なまま、「対金融戦争」に突入しようとしているのかもしれない。 政治家が抱く3つの不満 政治家は、金融部門に主に3つの不満を抱いているように見える。 まずは、バンカーたちが多く稼ぎすぎていること。2番目は、銀行が無謀なリスクを取り、その後、政府による救済を必要とすること。そして3番目の不満は
[ブリュッセル 9日 ロイター] 仏独当局者は、統合の深化やユーロ圏の縮小を視野に入れた欧州連合(EU)の抜本改革を検討している。関係筋が明らかにした。 11月9日、仏独当局者が統合の深化やユーロ圏の縮小を視野に入れた欧州連合(EU)の抜本改革を検討していることが明らかに。写真はサルコジ仏大統領とメルケル独首相。カンヌで2日撮影(2011年 ロイター/Dylan Martinez) サルコジ仏大統領は8日、ユーロ圏がEU全体に先んじて行動する二元構想だけが、将来のモデルとなり得るとの考えを示している。 だが、フランス、ドイツ、ベルギーの当局者は、それより一歩進んだ構想を練っている。ユーロ圏から1カ国もしくは複数の国が離脱し、ユーロ圏にとどまった中核国は税制や財政政策などの面で、経済統合をさらに強化する可能性を検討しているという。 あるEU当局者は、ユーロ加盟国の構成を変える案は、構想レベル
◇貸した方が悪いと笑う人々 借りる側と貸す側のどちらが悪いのか。ギリシャでそんなことを考えた。欧州債務危機の震源地ギリシャの首都アテネで、こんな話をよく聞くからだ。「もちろん貸した方の問題だ。仏独の銀行やブリュッセル(欧州連合=EU)は、ギリシャがつぶれたら困るから必死。だから貸し続けるよ」(小学校教諭兼宅配業のコスタスさん、47歳) ◇経済専門家にも財政は謎だらけ 経済の専門家も、言うことは似たり寄ったりだ。この国の主要銀行の一つ、アルファバンクのチーフエコノミスト、マスウラキスさん(55)はこう語る。「ギリシャが債務の元本の50%を削減してもらい、事実上、国家破綻に陥っても、EUの基金でギリシャの主要6行は国有化され、救済される。つぶれて困るのは欧州の中枢だしね」 ギリシャ政府の今年の財政赤字予測は国内総生産(GDP)比8.5%で、この銀行の予測より2%も高い。政府の立場から良く解釈す
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
フランス・ストラスブール(Strasbourg)の欧州議会で演説する欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ(Jose Manuel Barroso)委員長(2011年9月28日撮影)。(c)AFP/PATRICK HERTZOG 【9月29日 AFP】欧州連合(EU)欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ(Jose Manuel Barroso)委員長は28日、金融取引税を導入する法案をフランス・ストラスブール(Strasbourg)の欧州議会(European Parliament)に提出した。 法案は、EU域内の金融機関に対し、金融商品のすべての取引に税金を課すもので、税率は株と債券は0.1%、デリバティブ(金融派生商品)は0.01%。各国が独自に税率を上げることもできる。 バローゾ委員長は、課税による税収は年間550億ユーロ(約5兆7000億円)にのぼると述べた。 欧州委員会は、課税
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