今現在、国民がコロナに対する対策をとっているおかげで、インフルエンザの感染者数が激減していると言う話らしい。 このままいくと、インフルエンザを絶滅させられるんじゃないか、とか、コロナ対策してたらインフルエンザを完全に克服してしまった、とか言う人がいる。 だが、疫学の分野で使われるSIRモデルによると、必ずしもそうとも言えないらしい。 むしろ、ある年にインフルエンザの感染者数が非常に少ない場合、その翌年か数年後にインフルエンザが大流行してしまう危険があると言うことをSIRモデルは予測するらしい。 最近アメリカから出た論文は、そのように予測している。 The impact of COVID-19 nonpharmaceutical interventions on the future dynamics of endemic infections Baker et al (2020) PNAS