先日、ファーウェイ(華為技術)の法人事業の最新動向についてプレスブリーフィングを受けた。近年、ファーウェイは米政府による制裁の影響で、スマホの端末事業が大きく落ち込んでいるが、意気消沈している様子はまったくない。研究開発費を年間売上の1/4にあたる3兆円規模に引き上げた結果、スマホ端末と通信機器というコアビジネスをさらに強化し、クラウドと電力という2つのビジネスを急成長させている。 米政府の制裁からはや4年 年間3兆円規模の研究開発費で戦う 中国の通信機器メーカーであるファーウェイが米政府の制裁の対象となり、早くも4年が経つ。半導体の輸出規制を受け、5Gスマホのチップ供給がストップされており、現時点でもAndroidのGoogle Mobile Serviceも利用できない状態だ。トランプ政権に引き続いてバイデン政権も米国におけるファーウェイ製品の販売を事実上禁止しており、2023年に入っ