第56回「ミス日本コンテスト」グランプリを獲得した椎野カロリーナさんが2月5日、受賞を辞退したと発表した。2月1日発売号の『週刊文春』が、カロリーナさんと妻子ある男性医師が不貞行為をしていたとの報道を受けたもの。 当初は不貞を否定していたカロリーナさんだったが、所属していた事務所の発表によれば、相手男性からは離婚していると聞いて交際を開始し、途中で婚姻していることを認識したものの交際を続けたという。 このように既婚者であることを知った後も関係を継続した場合、相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性はあるのだろうか。男女の問題に詳しい濵門俊也弁護士に聞いた。 ●「慰謝料を請求される可能性がある」 既婚者であることを知った後も関係を継続したとすると、その不貞行為は「故意」によることになるので、既婚者であることを知らなかったという「過失」による場合よりも責任は加重されます。より悪質というわけです
テレビ放送をめぐる環境は、インターネットの普及によって、大きな変化が起きている。NHKプラスやTVerといった、放送番組のネット同時配信やアーカイブ配信も普及してきた。 今後、若い人たちを中心に、テレビ受信機で放送番組を見ない人が増える可能性も高く、テレビを置く人に受信契約を義務付けているNHKの受信料をどうするのか、ということも論点になりそうだ。 自宅にテレビを置いていても、「ほとんど見ないから払わない」という主張もかねてからあるが、現状の受信料制度のもとで、受信料を支払わなかったらどうなるのだろうか。あらためてまとめてみた。 ●最高裁判決で受信料制度は合憲に NHKのホームページによると、2020年度末時点で、テレビ普及世帯が4650万件、受信契約対象世帯数(テレビ普及世帯数からテレビ故障等世帯数を引いた数)が4610万件、世帯契約数(受信契約数から事業所契約数を差し引いたもの)が38
シンガーソングライター・椎名林檎さんが11月末に発売するリミックスアルバム「百薬の長」の関連グッズが、「ヘルプマーク」や「赤十字マーク」に類似しているとして、ネット上で批判が集まっている。 グッズはアルバムの限定盤に計3種類が付属されることとなっているが、うち2種類のグッズ「諸々(もろもろ)券ケース」と「夢語りマスク」のパッケージデザインに、それぞれ赤字に白い十字、白地に赤い十字が描かれている。 ヘルプマークは東京都福祉局によると「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方」など、外見からはわからなくても援助や配慮を必要としていることを、周囲に知らせるためのマークとして知られている。 これに類似した「諸々券ケース」が出回ることで、本当に支援を必要としている人との区別が付きづらくなり、混乱を招くことが懸念されている。 もう一方の赤十字マークは、「紛争地域などでマークを掲
国が被告になった労働裁判の弁論準備手続で、国側の指定代理人が、本来聞くことのできない原告側と裁判所との会話までも密かに録音していた事態を受け、原告側代理人の笠置裕亮弁護士が10月12日、会見を開いた。「再発防止のため、国は原因を究明してほしい」などと呼びかけた。 国側による録音が常態的におこなわれているとすれば大問題なのは当然として、笠置弁護士はそもそも疑念が生まれたこと自体が問題なのだと指摘する。 「弁論準備期日は非公開だからこそ、早期解決に向けて自由な議論ができる。ただでさえ録音は問題なのに、退席後の内容も録音しようとしており卑劣だ。話が筒抜けかもしれないと思ったら、裁判官に率直な話をするのは怖い。民事訴訟の運用に影響が出る」(笠置弁護士) ●米軍関係の事件「連絡を密にしたかった」? この裁判の原告は、米海軍横須賀基地の従業員だった50代の女性。2014年7〜9月にかけて、ひと月当たり
国を被告とした労働裁判の弁論準備手続を、国側の指定代理人が密かに録音していたことがわかった。録音は、国側がいったん退席し、原告側と裁判所が個別に話すときも続いていた。「手札」を盗み見られる形となった原告側は「当事者間の信頼関係を根底から崩す前代未聞の行為」だと憤っている。 「盗聴」騒動は、横浜地裁横須賀支部で10月11日に実施された弁論準備手続で起きた。裁判は原則公開だが、弁論準備手続は原則非公開となっている。 原告側代理人の笠置裕亮弁護士によると、録音機は国側の指定代理人のひとりが開けたままにしていた書類ファイルの下に置かれていたという。国側の退席後、笠置弁護士がファイルの表紙に橙色の点滅が反射していることに気づき、録音が発覚した。 裁判官の問いかけに対し、国側は「うっかり」を強調したが、実際に裁判所がデータを確認したところ、少なくとも2022年7月以降の期日が録音されていたことがわかっ
「単にモザイクがかかっていないだけで、『わいせつ物』と認定されるのはおかしい。刑法175条1項は『表現の自由』を侵害して、違憲だ」。自分で撮影した無修正のアダルト動画をFC2コンテンツマーケットで販売したとして、罪に問われている男性が、こんな前代未聞の主張を展開して、刑事裁判の控訴審を戦おうとしている。 男性は、弁護士ドットコムニュースの取材に「『わいせつ』の基準は、時代に合わせて変えるべきだと思います。しかし、チャタレイ事件や四畳半襖の下張り事件の時代から同じままです。勝つのは難しいと思いますが、最高裁まで戦って、なんとか爪痕を残したいと考えています」と語る。 ●海外の業者を通じて「無修正」を売るようになった 刑法175条1項で定められた「わいせつ電磁的記録送信頒布の罪」に問われているのは、都内在住の会社役員、大島さん(仮名)だ。 男性が男性器を露出して、女性がその性器を口に含む「口腔性
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