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国語に関するEoH-GSのブックマーク (2)

  • 山城むつみ氏の「訓読」論 - heuristic ways

    山城むつみ氏の『文学のプログラム』(原著1995年)が講談社文芸文庫から出ていた。これには4つの批評文が収められている。「小林批評のクリティカル・ポイント」「戦争について」「万葉集の「精神」について」「文学のプログラム」の4つで、最初の3つはそれぞれ小林秀雄、坂口安吾、保田與重郎について主に論じている。私もこれらの文学者たちにはそれなりに関心をもってきたが、山城氏の誠実で深い読みが、失礼ながら、「文学的」なジャーゴンのように思えてくるところがあった。それよりも私が衝撃を受けたのは、日語における「訓読のプログラム」の創出について論じた「文学のプログラム」だった。あるいは、「万葉集の「精神」について」で論じられている『万葉集』の原文とその「訓み下し」の問題に、私は刺激を受けた。 「万葉集の「精神」について」で、山城氏は、「『万葉集』が漢字のみで書かれているということ」をわれわれはつい忘れがち

  • 「最近の日本語は乱れている!」とか主張すると、なぜ国語学者はニヤニヤするのか。 - 小学校笑いぐさ日記

    なぞなぞです。 母には2回会ったけれど、父には会わなかった、というものなーんだ? ヒント:これは平安時代のなぞなぞです。 (「母には二度逢ひたれど父には一度も逢はず」『後奈良院御撰何曽』) こたえ:くちびる えーと、「なんでだ!」って話を説明すると長くなります。 (有名な話ではあるんですが) 半濁音(ぱぴぷぺぽ)を含む言葉の多くは外来語で、いわゆる「和語」には少ないことは、皆さんご存じと思います。 これはなぜか。 これは、日語の発音の変遷に理由があります。 日語では、古くは、「はひふへほ」という字を書いて、「パピプペポ」と発音していました。 (しかし、文字で説明するのが難しい話題だな) だから、「はは」という言葉を発音する時、実際の発音は現在の「パパ」に近くなりますから、唇が2回合わさるのです。 これがなぞなぞの答えの答え。 さて、もっと時代が下ると、「は行」は「ファ フィ フ フェ

    「最近の日本語は乱れている!」とか主張すると、なぜ国語学者はニヤニヤするのか。 - 小学校笑いぐさ日記
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