毎回かわいい猫写真が満載の「這いつくばって猫に近づけ」。せっかくなら写真だけをじっくり鑑賞できたらいいのに…… かわいい猫たちの写真を思う存分眺めていたい! 「『かふか』、かわいいなぁ」。思わずうっとり、見とれてしまう。視線の先のディスプレイに映るのは、ASCII.jpの人気連載「這いつくばって猫に近づけ」である。「かふか」とは連載の著者である猫写真家・荻窪 圭さんの飼い猫(子猫)の名前だ。年初めの何かと慌ただしいこの時期、筆者の心を癒してくれるのは何といってもこの猫なのである。 ところがこの連載記事、せっかく猫の写真が毎回たくさん載っているのに、写真だけ連続して眺めることができない(まあ、読み物連載なので当然といえば当然だ)。もっと愛らしい猫たちの写真を一度にじっくり、心ゆくまで眺めていたい。そんな仕組みを作れば、筆者だけでなく、きっと読者のみなさんの心もホッと癒されるに違いないのに。
「コクリコ坂から」は恋愛よりも家族、特に父性の物語だ。 そもそも宮崎駿自身が監督する作品には「父」の視点がものすごく希薄。一貫して母・女を描き続けている。ポニョはいわずもがな、千と千尋、トトロもそう。家族が出てくるにしても、すべて女性性との関係性の方が色濃く描かれている。 Payaoが「一貫して母・女を描き続けている」のはその通り。だがしかし『コクリコ坂から』が「父性の物語」で「『父』の視点」を描いているというのは全くの誤り、あそこにあったのは「父性を求める娘の視点」に他ならない。 そしてもっとも強烈だったのは、海が夢を見るシーン。ナウシカの子供時代の回想場面を思い起こさせるが、最後で海は死んだはずの父の胸に飛び込む。ああー、これってばポニョのラスト付近、宗介がトキ(疑似母)にの胸に向かってジャンプするシーンじゃん!アッー! この相似を指摘しているところを見ると実は本人も描かれていたのが父
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