一九日、長野・軽井沢で鳩山由紀夫前首相のグループの研修会が開かれた。小沢一郎前幹事長を含む約一五〇人の国会議員が参加し、民主党代表選への小沢氏擁立に向けた決起集会のような様相を呈した。小沢氏の立候補を求める声が次々と上がり、同氏が懇親会会場を後にする時には鳩山前首相の側近中山義活前首相補佐官が「小沢先生をシュプレヒコールで送り出した方が気合が入る」と言い出し、参加者が「気合だ!気合だ!」と連呼。小沢氏が「互いに力を合わせて一生懸命頑張り、国民の期待に応えるようにやりましょう」と応える場面もあった。 懇親会前の講演会(約一二〇人が参加)でも、鳩山派と小沢派が反菅で結束しようという“予兆” はあった。鳩山氏が講師として招いたのは、普天間基地の辺野古移設反対論者の佐藤優氏。「日本の外交政策について」と題した講演の中で、鳩山政権崩壊の主原因となった普天間問題について鳩山前首相の取り組みを高く評価。