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日清戦争に関するEoH-GSのブックマーク (2)

  • 〈シリーズ・「韓国併合」100年 朝鮮観を根底から覆す 中塚明さん−下〉 歴史の偽造をただす

    とことん史料を読み込むことによって、どんな新しいことがわかるのか、またその新しく見つかった事実は、従来の研究を大きく左右することがある。そんな経験を1994年、福島県立図書館佐藤文庫での「日清戦史草案」を調べたときの体験から述べてみたい。 私がここに「日清戦史草案」があることを知ったのは、専修大学法学部教授の大谷正さんに教えられてのことだった。この教えに導かれて94年の春、はじめて、佐藤文庫の調査にでかけた。大谷さんは日清戦争当時の、民間人で武器、糧などの輸送にあたった人々=「軍夫」という従来の研究でかえりみられなかったテーマの重要性に着目し、地方の図書館巡りをしていて「日清戦史」の草案を見つけたのだった。 すでに軍事史の専門家や防衛庁の戦史研究者などの間では、佐藤文庫の名はつとに知られており、調査した研究者も少なくなかった。しかし、この朝鮮王宮占領の記録は専門家の間でも見過ごされてきた

  • 〈シリーズ・「韓国併合」100年 朝鮮観を根底から覆す 中塚明さん−中〉 歴史の現場に立つ

    国会図書館に行くと受付カウンターの上の壁に「真理はわれらを自由にする」という言葉が彫りつけてある。あれは日国憲法が作られたときの憲法担当大臣で、初代国会図書館館長にもなった金森徳次郎が国立国会図書館法の前文からこの言葉を選んで書いたものである。 「真理はわれらを自由にする」 戦前には公開されなかった文書が公開されて、戦前の天皇制の下での歴史の解釈がいかに間違っているか、事実はこうだということが知らされるようになったのは、憲政資料室ができたおかげである。 こういうことに私の目を開かせてくれた山辺さんは、私の終生の先生といってよい。山辺さんには自伝である「社会主義運動半生記」日韓併合小史」(岩波新書)「現代史資料・社会主義運動」(みすず書房)などの編著書がある。 私は岩波講座の仕事を基礎にして、「日清戦争の研究」(青木書店、1968年)をまとめた。それが私の処女作だ。その後、奈良女子大の講義

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