デジタル家電向けインターフェース規格である「HDMI(High Definition Multimedia Interface)」の推進団体は、3次元(3D)映像を視聴できるテレビ受像機の実現に期待を膨らませている。HDMI規格の仕様策定団体「HDMI Licensing」でプレジデントを務めるSteve Venuti氏は、HDMI規格が、3次元映像対応テレビの第1世代機に採用される日はそれほど遠くないと語る。 全米家電協会(CEA:Consumer Electronics Association)は、3次元映像対応テレビ受像機への適用を視野に入れ、HDMI規格の中核の仕様を改定する予定だ。しかし、これは3次元映像対応テレビ受像機の実現に向けたCEAの取り組みの第1歩にすぎない。長期的に見た場合、HDMI規格の帯域幅を拡張しなければ、フルHD(1920×1080画素)による3次元映像の