東芝情報システム(本社川崎市)は、「Embedded Technology 2010」(2010年12月1~3日、パシフィコ横浜)で、モデルベース開発環境をソフトウエアの設計だけではなく機械システム全体の設計に活用するという提案を行った。産業機械分野を中心にこうしたニーズが出始めていることから、会場では産業用ロボットの開発を想定したデモを実施した。
組み込み機器向けソフトウエアの規模が指数関数的に増えている。ソフトウエア規模の増大に対応すべく,先進的なソフトウエア開発方法論を取り入れる先進企業が現れている。「ケータイ」「デジタル家電」「クルマ」などの先進事例を取り上げながら,上流設計から下流のテスト・検証工程に至るまで,組み込みソフトウエア開発の現状を浮き彫りにした,パネル討論会「ソフトウエアものづくり論」を4回に分けてレポートする。本記事は,その最終回である。 ソフト危機を克服するために,開発手法はどうあるべきだと考えていらっしゃいますか。上流工程と下流工程,どちらに改善の余地がありそうですか。 杉村 領一 氏 エスティーモ副社長 (前,パナソニック モバイルコミュニケーションズ 技術部門 モバイルシステム開発センター 所長) 小泉 忍 氏 日立製作所 モノづくり技術事業部 組込みシステム改革戦略センタ 主管技師 村山 浩之 氏 デ
2007年11月5日号から,「組み込みアカデミー2」として,新しい連載「マイコン・キットで体験するモデル・ベース開発入門」を始めました。これは,2007年1月1日号の付録「マイコン・キット」をターゲットとして,実際にモデル・ベース開発を体験する企画です。実際に「手」を動かして“体験”していただくことを通じて,教科書などを読むだけではわかりにくいことも実感できるようにすることが今回の企画の狙いです。そのため,キャッツのご協力をいただいて「ZIPC」試用版を付録とさせていただきました。 あらためてモデル・ベース開発とは何かを考えてみますと,その歴史は意外と長いことに思い至ります。モデル・ベース開発とは結局,プログラムよりも抽象度を高めた表現である「モデル」を使って,ソフトウエアを開発する手法です。モデルとは例えば,UML(統一モデリング言語)で表現したクラス図であったり,システムの動的な側面を
モデルベース開発とは、全体最適化された「ビジネスプロセス・情報システム」を構築することを目的に、経営戦略策定から、IT戦略策定、開発、運用までのITに関する全ライフサイクルに亘って�@モデリング・可視化を行い、�Aそれをベースとした「ガバナンス」を実施する、手法及びコンセプトの総称です。 経営の根幹を担う情報システムは、経営環境の変化や経営戦略の見直し、様々なツールやパッケージアプリケーション、開発技術・手法の発展よって常に進歩・革新を続けています。これに伴い、情報システムの重要性や経営戦略に貢献する役割もますます高まっています。 しかしながら、経営・業務・システム開発・運用などに関わる課題は相変わらず山積する一方、情報システムに対する即応性の向上やコスト削減要求も更に厳しくなっています。 オージス総研は、こうした課題の根幹に多くの場合「可視化の不足」・「標準的プロセスの不在」・「全社的管
キャッツ 穴田 啓樹 ここ数年,組み込み開発の世界で注目を集めている「モデル・ベース開発」。いざ実際に取り組もうとすると,どこから手を着けてよいか分からないといった話をよく耳にする。この連載では,モデル・ベース開発がどういうものなのかを体感していただく。キッチンタイマを題材として,要求分析からアーキテクチャ設計,詳細設計を経て,最終的に本誌2007年1月1日号付録のマイコン・キット「NE-R8C/25」で動作するプログラムを開発していく。
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