2013/05/18 名古屋にて
マイコンの気持ちを理解してチャタリングを防止!! タイマー割り込みを使いこなそう:マイクロマウスで始める組み込み開発入門(8)(1/3 ページ) 北上くんの指導の下、マイクロマウスの開発に挑戦中のえみちゃん。スイッチを制御して、4つのLEDで2進数を表示させるプログラムを開発しましたが、考えていた通りに動かなかった様子です。今回は、マイコンプログラム初心者が一度はハマるチャタリングの防止と、「SH7125」マイコンに組み込まれているタイマーについて解説します。
組み込み機器では、画像処理に特化した専用プロセッサを用いるケースが増えている。専用ハードウエアアクセラレータを設計するよりも短期間でシステムを構築することができ、汎用プロセッサやDSPよりも高いチップ面積効率が得られるからだ。ただし、専用プロセッサの実力を最大限に発揮するには、画像処理の詳細とプロセッサのアーキテクチャについて、「並列度」の観点から深く理解しておく必要がある。 「画像処理」は多種多様 画像情報を扱う組み込み機器の種類が着々と増えている。(デジタル)テレビや、DVDレコーダ/プレーヤ、パソコン、カメラ付き携帯電話機、デジタルカメラ(DSC)、携帯型カムコーダー(DVC)、車載機器、携帯型ゲーム機など、数え上げれば切りがない(図1)。 ひと言で画像処理といっても、用途によってその内容はさまざまである(本稿では、画像認識も含め、画像情報に対する処理をまとめて画像処理と呼ぶことにす
WiMAX、ZigBee、LTEなど、無線通信の世界には、新たな規格が続々と登場している。その一方で、ワイヤレス機器では古い規格も比較的長く使われる傾向にある。そのため、複数の規格をサポートすることや、規格の変更に伴うアップグレードを容易に実現する実装手法が求められている。では、こうした要求に応えるために、実際にはどのような取り組みが行われているのだろうか。 新旧規格が混在する無線業界 ワイヤレス技術の普及に伴い、ベンダーは、製品に通信機能を追加するために多種多様なハードウエア/ソフトウエア技術を活用している。そうした技術は、Bluetooth、Wi-Fi、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX、ZigBeeなどの通信規格をサポートする(表1)。 問題なのは、ワイヤレス通信機能の追加に必
アルカリ電池、リチウム電池など、組み込みシステムで用いる1次電池にはさまざまな選択肢がある。そのため、用途に応じて適切な1次電池を選ぶには、その化学的性質はもちろん、温度などの外的環境、必要になる最大電力など、多岐にわたっての検討が必要になる。本稿では、まず各種1次電池の特徴について解説する。その上で、用途に応じて最適な1次電池を選ぶためのヒントとして、ダイナミックに制御可能なDC-DCコンバータとの併用方法を紹介する。 何度も再充電が可能な2次電池は、携帯型の機器や電動自動車などを中心に、より多くの用途で使われるようになってきた。だが、現在でも、多くの組み込みシステムでは、従来からの1次電池が使用され続けている。代表的なものを挙げると、表1のようになる。以下、それぞれについて簡単に説明する。 ■アルカリ電池 1次電池には、通常、電解質として2酸化マンガンと腐食性水酸化カリウムを含む亜鉛粉
大切なことは(全部じゃないけどある程度)ピン情報が教えてくれる:英文データシートを“読まずに”活用するコツ(3)(1/2 ページ) 半導体製品の英文データシートを攻略するには、ページを埋め尽くす英語の長文に真正面から切り込むのではなく、まずは数字と回路図・ブロック図に注目して「自分の設計に使えそうか」のアタリをつけるのがうまい方法です。次は、ピン配置を示す図と、ピン機能をまとめた表をチェックして、製品への理解をさらに深めましょう。 →「英文データシートを“読まずに”活用するコツ」連載一覧 データシートやアプリケーションノートなど、半導体製品を使って電子回路を設計する際に避けて通れない英文の技術資料。英語アレルギーのエンジニアでも、コツをつかめば今までよりも短い時間で必要な情報を引き出せるようになります。 そのノウハウをお伝えする本連載も第3回目に突入です。これまでに、「文字よりも数字を見る
ハード志向のモノづくり復権へ、新奇な設計手法を提案する:Wired, Weird(1/3 ページ) 電子システムの設計といえば、かつてはハードが中心だった。設計作業の重点は、回路基板そのものにあった。今ではマイコンやFPGAの活用が進み、すっかりソフト志向になっている。PC上でファームやロジックを設計し、デバッグまで完結する。非常に便利だ。半面、モノづくりの実感を持てる機会が減ってはいないだろうか。 →「Wired, Weird」連載一覧 最近のモノづくりはすっかりソフトウェア志向になった。簡単な仕様のボードでもマイコンを採用し、その周辺に実世界との入出力を追加して作る場合が多くなっている。設計作業の重点は、ハードウェア設計からファームウェア設計に移った。 FPGAの活用も進んでいる。FPGAの周辺に、入出力を組み合わせて回路を設計する機会が増えた。設計作業の重点は、やはりボードではなく、
ブラウザの互換に関しまして:アナログ・デバイセズのウェブサイトでは、お客様が現在お使いのInternet Explorer(IE)のバージョンをサポートしておりません。最適なウェブサイトパフォーマンスを実現するため、最新バージョンのブラウザへアップデートしていただくことをお勧めします。Internet Explorer を更新する We use cookies to ensure we give you the best experience on our website. Please consent to the use of cookies on your device as described in our cookie notice and updated Privacy Policy. You can change your cookie settings at any tim
“早変わりする”運転支援システムの実現へ、FPGAが車載機器に変革をもたらす:車載半導体 ザイリンクス インタビュー(1/2 ページ) 車載機器におけるFPGAの利用が本格化している。車載分野での事業展開を強化しているFPGA大手のXilinxは、カーナビゲーションシステムをはじめとする車載情報機器に次いで、再構成可能というFPGAの特徴を生かすことで運転支援システムも有望市場になると見込む。 FPGA大手のXilinx(ザイリンクス)が車載分野での事業展開を強化している。以前は、新たな車載システムを試作する際に利用するといった用途が多かったFPGAだが、現在ではカーナビゲーションシステム、カーオーディオ、カーエンターテインメントシステムといった車載情報機器の主要部品として量産車にも広く採用されるようになっている。 同社のオートモーティブ事業部でマーケティング/製品企画部門のシニアマネジャ
第12回 Androidに至る道:Embedded Android for Beginners(Android基礎講座)(1/3 ページ) ソフトウェアの黎明期からAndroidの生い立ちをたどることは、Androidの今と将来を知るための大きな一助となります。今回は、そのような大きな目線でAndroid誕生までの流れを振り返ります。 →「Embedded Android for Beginners(Android基礎講座)」連載一覧 Androidは他のプラットフォームと違うと言われます。確かに、構造上は明らかな違いがあります。その本質的な違いと、異なるプラットフォームからAndroidへ移行する際の注意点について、本連載の第10回で紹介しました。その際にも触れましたが、ソフトウェアプラットフォームの構造には、関わった人や会社の意思、時代背景が大きく作用します。 ソフトウェアの黎明期から
本件の概要 組込みソフトウェア産業実態調査は、経済産業省が我が国の組込みソフトウェア産業の実態を把握するために、組込みソフトウェアに係る全ての企業を対象として、2003年度より毎年行っているものです。 本調査結果を集計した統計情報は、経済産業省の組込みソフトウェアに係る産業政策の立案や、我が国産業の国際競争力強化政策立案のための基礎資料となります。 この度、平成22年度組込みソフトウェア産業実態調査報告書を作成しましたので公表します。 資料 組込みシステム産業の実態把握調査 事業報告書(PDF形式:873KB) データ参考資料(PDF形式:1.1MB) 本資料のお問い合わせ先 経済産業省商務情報政策局 情報処理振興課 電話:03−3501−1511(内線3971) Acrobat Readerをダウンロード(Adobeサイトへ) 最終更新日:2011年5月30日 このページの先頭へ
ルネサス エレクトロニクスは2011年5月31日、マイコン用統合開発環境「CubeSuite+」を同年6月より発売すると発表した。
前回お届けした「Androidが組み込みで注目される3つの理由」では、携帯電話向けのソフトウェア・プラットフォームとして提供されている「Android」が、携帯電話以外の組み込みデバイス・プラットフォームとして注目されている理由について触れた。 しかし、もともと携帯電話向けに作られたAndroidを、そのまま携帯電話以外の組み込みデバイスに適用することは難しい。さまざまな用途や周辺機器が考えられる組み込みデバイスにAndroidを適用するには、“Androidを拡張”する必要がある。 一口に「Androidの拡張」といっても、「DalvikVM」上で動作するAndroidアプリケーションだけで実現できるものではなく、Linux上の専用ドライバやライブラリ、デーモンとAndroidアプリケーションがデータをやりとりし、処理をLinuxとAndroidアプリケーションとで分担し合う必要がある。
昨今,組み込みシステムは機能が複雑になり,複数の処理を同時に行うケースが増えてきています.そこで,リアルタイムOS と汎用OS を組み合わせたマルチOS やマルチコア・プロセッサの利用が検討されています.ここでは,クラウド時代に入り,ますます複雑化する組み込みシステム開発の今とこれからを解説します. ●クラウド時代における組み込みシステムの重要性 クラウド時代が幕を開け,この2年の間に老舗リアルタイムOSメーカの勢力図も変化しました.たとえば,2009年6月には米国インテルが組み込み市場における競争力を強化することを目的に米国Wind River Systemsを買収し,その後,フィンランドのノキアと携帯端末で提携しました.また,2010年4月にはカナダのResearch In Motion(RIM)がスマートフォンと車載情報システムの連携および強化を目的にカナダのQNX Software
カーネルや仮想マシンなどを代表とした、低レイヤーな話題でわいわい盛り上がるマニアックな勉強会です。 低レイヤー技術を勉強している人達の交流の場に出来ればと思います。 Linux・*BSD・Plan9・Windowsなどの各種OSのデベロッパー/ヘビーユーザー、セキュリティ界隈の方々、競技プログラミング方面や難読化プログラミングが趣味な方、VMMの研究者の方、社宅でBGP組みたい方、などなど様々な分野で御活躍中の方々に幅広くご参加頂いております。 発表内容は参加者の人種に偏りがありますので若干OS・VMM・ハードウェア・プログラミング言語などの話題に偏りがちですが、一応ノージャンルという事で、楽しければなんでもOK!というスタンスです。 是非貴方も発表しに来て下さい。 初参加なのでまずはLTをやってみよう!というのを推奨しています。
福岡県は2010年6月25日、経済産業省の地域イノベーション創出研究開発事業に「軽量Rubyを用いた組込みプラットフォームの研究・開発」事業が採択されたと発表した。同事業は福岡県が県内外の企業や大学を組織し経産省に提案していたもの。「Rubyによる組込みソフト分野の研究開発事業は世界初であり、研究成果は製品化して世界中に展開する」(福岡県)としている。 事業予算は、2年間で約1億4000万円。開発にあたるのは福岡CSK、九州工業大学、東芝情報システム、福岡県などで、Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏も軽量Rubyの言語仕様決定など「中心となって取り組む」(福岡県)という。 Rubyは組み込みシステムでよく利用されるC言語などに比べ、開発生産性が高いとされる。福岡県ではRubyを組み込みシステム向けに最適化、軽量化することにより、家電製品などの開発生産性を向上させることが可能になると見て
5月14日(金)のESECの最終日に、Android関連の展示を中心に見てきました。 全体的には、Androidを中心に展示する企業などもあり、組み込みの世界にもAndroidが浸透してきたことが実感できました。数年前には数社しか取り扱っていなかったころと比べると、大きな進歩だと感じました。反面、ただAndroidを扱っただけでは展示としてのインパクトはなくなってしまったため、他の展示の中に埋もれてしまっているAndroid関連の展示も幾つかあったようです。 気になった点としては、多くの展示がいまだに1.5や1.6といった少し前のバージョンにとどまっている点です。やはり、日本の組み込み業界は、ウェブ関連の業界などに比べて、スピード感に難があると感じています。 もうひとつ、問題だと感じたのは、Androidを、他のリアルタイムOSや、組み込みLinuxといったオペレーティングシステムと同列に
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