大阪市の松井一郎市長は13日、兵庫県明石市議2人に対する暴言の責任を取り、任期満了をもって政治家を引退することを表明した泉房穂市長について、「怒り方が幼稚。(暴言を)口に出すのは子供のけんか。やり方がまずかった」と批判した。市役所で記者団に語った。 暴言が引退の理由となった点については「怒りが政治活動の源泉という意味では僕と一緒。でも、議会と対立するなら来春の統一地方選で決着をつければよかった」と述べた。 一方、高校3年までの医療費無償化や中学校の給食費無料など、子育て世帯への支援を充実させてきた政治手腕については、「いい行政運営だった。大阪も子育て世帯を重視してきており、切磋琢磨(せっさたくま)できる関係だった」と評価した。 泉氏は自民、公明など4会派が自身への問責決議案を提案したことを受け今月8日、市議2人に「問責なんて出しやがって」「お前ら議員なんか(選挙で)落としたる」などと発言。