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ブックマーク / www.ryuichiteshima.com (2)

  • 『知事抹殺-つくられた福島県汚職事件』(佐藤栄佐久著) - 書評│手嶋流「書物のススメ」│手嶋龍一オフィシャルサイト

    「知事抹殺-つくられた福島県汚職事件」 佐藤栄佐久著 正義なき司法の闇語る これはスターリン独裁下のモスクワの出来事ではないのか―このを手に取った読者はそんな錯覚に陥るだろう。凍てつく収容所列島でなければかかる不条理は起きようはずがない、と誰しも考えるはずだ。それゆえ一般の書評は、書に書かれた事実を受け入れることに臆病にみえる。収賄事件に手を染めた有力知事の自己弁護ではという疑いを拭いきれないからだろう。 だが一審と14日に下された二審の判決文こそが、書の供述を見事に裏書きしている。正義の名において公正に裁くべき裁判所は、ひとたび起訴された事件の99.9パーセントが有罪となる既成事実の前に屈伏している。果たして東京地裁も高裁も量刑を判決毎に軽くしたものの、被告を有罪として検察当局の顔を立てている。 その一方で、厳罰に処すべき知事の重大犯罪にも関わらず、執行猶予をつけて、追徴金も取らな

    hatayasan
    hatayasan 2011/04/24
    「ふたつの判決は実質無罪を言い渡している。にもかかわらず、司法メディアは「有罪」と断じてその内実を報じようとはしない。」
  • 外交ジャーナリスト・作家 手嶋龍一オフィシャルサイト

    『鳴かずのカッコウ』文庫版 発刊のお知らせ 2024年は何という災厄と共に幕を開けたのでしょうか。元日には能登半島一帯を阪神淡路大地震や東日大地震クラスの振れが襲いかかり、それに続いて翌二日の夕方には羽田の東京国際空港の滑走路上でJAL機と海保機が激突炎上する事故が追い打ちをかけました。二つの災害には共通点があります。災厄に見舞われて、救助の先頭に立たなければならない公的機関がメディアを含めて必ずしも十分に責務を果たすことができず、その一方で現場に居合わせた人々が自らのことを顧みず助け合った事例が数多く報告されています。新聞のコラムに詳しく書きましたのでお読みください。 さて、新しい年の初めにインテリジェンス小説『鳴かずのカッコウ』を小学館文庫として上梓しました。 [続きを読む...] 『鳴かずのカッコウ』 小学館文庫 2024/01/11発売 ウクライナ・リヴィウから幕開けする作は、

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