出版業未経験からひとりきりで出版社を立ち上げた「夏葉社」の島田潤一郎さんのインタビュー。 前編では、「未経験」、「ひとり」といった弱みともなることを強みにして歩んできた島田さんの仕事についての考えをうかがいました。 後編では、2人目のお子さんが生まれて変わった働き方について。子どもの存在は、1日のタイムスケジュールにも、仕事の未来を描く上でも大きな影響を与えているようです。 スマホを手放し、自分がやるべきことの時間を確保 ──先ほどお聞きした「煩わしいものに未来を感じる」というのもすごくおもしろいと思うのですが、難しさももちろんありますよね。そういう世界に身を起きつつ、健全に人間関係を巡らせる仕事をしていくには、どのようなことをすればいいのでしょうか。 島田 先に話したことと少し矛盾するようですけど、人間関係の中でものを作っているので、だんだん仕事が硬直していくわけですよね。なんとなく夏葉