3−5月の混乱期に苦しみながらも学んだことも多かったので、6−8月は臨床での対応は(余計な苦労はまだ続いていたとしても)改善された、というか空気もだいぶ変わった。 8月末の安倍総理の会見の中にもあったように、すでに「未知のウイルス」でもないSARS-CoV-2は、「指定感染症/実際のところを1−2類"的な"対応」から、通常のカテゴリーの中に位置付けたりそこでの対応をどうするかという検討のフェーズに入っている。
ミズーリ州の大庭先生が転送して下さった情報。板橋中央病院の加藤良太朗先生によりますと、この情報は加藤先生のMentorでらした元ワシントン大学のDr. Daniel Goodenberger(現セントルイスVA病院内科主任部長)の同僚の方からとのことです。 すでに数百例のCOVID-19症例を診ておられるようです。 以下、編集長が勝手にSamplingしたもの。重要と思ったものは日本語も追加した。 臨床経過は定型的/予想通りに動く:Clinical course is predictable. ・潜伏期間:2-11 days after exposure (day 5 on average) flu like symptoms start. ・良くある症状は発熱、頭痛、乾性咳嗽、筋肉痛、悪心(嘔吐なし)、腹部不快感、時に下痢、嗅覚障害、食欲低下、疲労感、(編集長:やはり咽頭痛少ない?)Co
青木先生、医療機関向けのPPEのほとんどがアジアで製造されており(弊社も含めて)、中国や台湾は全て中国や台湾政府当局が輸出を日本への輸出を禁止しています。今は国内メーカーさんに期待したいですが、生産量が少ない上に、消費者向けにも多く出されているようです。ここは中国や台湾のように日本政府が国内出荷を全て医療機関向けに管理するしかないと個人的には思っています。我々も今は他力本願で忸怩たる思いです。手袋はマレーシアで製造しているので、まだ大丈夫です。 中国や台湾当局が国外への輸出を禁じています。台湾は軍まで出動させて我々の工場を監視しています。日本の経産省も動いてくれており、中国当局には日本に出荷するようにクレームを入れてくれておりますが、今のところ、反応はありません。今一番の問題はサプライチェーンの寸断です。欧米のPPEもほとんどが中国を初めアジア製なので、パンデミックにより争奪戦が起きていま
ワクチンや予防接種(とか他の医薬品でもいいんですが)についてネガティブな人たちがいます。ポジティブな人もいます。100かゼロという極端な人は少数で、その程度には差があります。 「断固反対、他の人のアクセスや選択も認めない!」という人もいれば、「自分は選択しないが他の人のことは知らない」という人もいます。 反対まではしていないけれど「疑問」「懐疑」の人もいるし、感染症や合併症の方が怖いのはわかっているのでしているけど「躊躇」がある、という人もいます。 判断の根拠は情報源や自分や半径2メートルくらいのところで知る体験談だったり、専門家向けのデーターベースや論文にアクセスするような人もいます。 見ている情報とその情報探しの目的もこれまた多様で、例えばワクチンの安全性や有効性はよいとしても、大勢の人に接種することは「むだじゃないか?」「費用対効果がよくないのでは」ということでの反対や批判もあります
Zika Virusは1947年にウガンダでみつかった(そう新しいわけでもない)ウイルスですが、もっとも対策が困難な「蚊が媒介する」感染症です。 潜伏期は2ー7日、60ー80%は無症状。 マイルドな発熱、関節の痛み、発疹等,他の感染症/疾患と区別する独特のサインがありません。 検査は現時点では商業ベースのものはありません。PCRでわかるのは短期間。 dengue, leptospirosis, malaria, rickettsia, group A streptococcus, rubella, measles, parvovirus, enterovirus, adenovirus, alphavirus infections等も考えつつ最終的には検査で確認が必要になります。 共感染もありえます。 1月13日、NEJMにZika Virus in the Americas — Yet
昨年のエボラ騒動のときから、エボラは日本に入ってくると思うか? と何度も質問を受けました。 入ってきてもおかしくはないけど、出国時検疫含めた外国に入らないための対策をギリギリまでやってるので、直行便もない日本にはいる確率的にはゼロに近く、入ってくるならMERSでしょ、と話してたときはMERSはスルーされていました。 今週はMERSのといあわせばかりです。 MERSはどんな病気か感染経路から語ってくれ、という記者には、まずは"ずいぶん前から"公開されている厚生労働省のQ&Aを読んで、さらに質問があったら連絡ください、と伝えてあります。 なんとか語らせたい内容は、韓国の関係者に落ち度があった、医療機関が失敗をした、日本でも起きかねない、厚労省の対応が十分でない、などの批判記事で、個人や社会を守る視点ではないことが残念です。 2012年からのとりくみをまずざっとレビューするところから始めればいい
無事にPhiladelphiaのID week 2014に参加しました 編集長は辛くも台風の隙間を縫って成田を離陸、無事にPhiladelphiaのID week 2014に参加しました。年齢のためか多くのSessionを離脱、「後でWebで見よう・・」になりましたが、それでも旧友と会ったり・・Productiveな日程を終えアトランタに向かいました。 しかしアトランタで待って居たものは・・ そうです、テキサスのナースがエボラに罹患した事。とくにCNNを賑やかにしたのは以下のようなDiscussion、Questionでした。 最初は・・: ・宇宙服を着ていた筈のナースがどうしてエボラに感染するのか? ミステリー・・ ・空気感染するエボラに変異したのか? ミステリー・・ ・感染したのは、ナースが適切にProtocol通りに作業しなかったからではないか?(不注意ナースのやつ、お陰で周囲のCo
読売新聞・山形版に「高校生の性行動認めず」という記事がありました。 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100310-OYT8T00091.htm ま、認めていただかなくてもしようとおもえばできます。 よく誤解されることに、都会はススんでいて、性行動が早いとおもわれていることがあります。実際には都市部のワカモノは忙しく、レジャーもその他たくさんありますので、開始が早いのは非都市部なんですね。 ある地域の●ータリークラブの方の言葉をかりると、「ここらじゃね、デートやセックスがレジャーなんだよ。ほかにはなにもないの」です。 ・・・レジャー。・・安全なレジャーにしないといけませんね・・といって帰ってきました。 この記事のデータソースは、山形の開業医さんが学校医の集まりで発表した演題のようです。小学校の保護者564家族が対象で、回答者は
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