2022年08月15日06:00 カテゴリその他 「憎悪」が跋扈する社会 安倍晋三元首相銃撃事件の実行犯山上徹也(41)容疑者は母親が入っている宗教団体「世界平和統一家庭連合」(家庭連合)、元統一教会を「憎む」と述べ、安倍元首相銃殺の犯行動機が教会への憎しみだったと供述したという。「憎悪」という感情は決して珍しいものではない。ただ、人が誰かを密かに恨み、憎んでいるのを知ることは聞く者に息苦しさを与える。 ▲英作家サルマン・ラシュディ氏(ラシュディ氏の公式サイトから) 安倍元首相銃殺事件から1カ月が過ぎた。今度はムハンマドの生涯を題材に書いた「悪魔の詩」の著者、英国作家サルマン・ラシュディ氏が12日、ニューヨークでナイフを持った24歳の男(レバノン出身)に首などを刺され、重傷を負った。ニューヨークに近いニュージャージー州フェアフィールド出身の男の犯行動機はまだ明らかではないが、イスラム過激派